1月15日の米国マーケットサマリー:S&P500過去最高値

ニューヨークの為替・株式・債 券・商品相場は次の通り。 (表はNY午後4時現在)

為替         スポット価格 前営業日
ユーロ/ドル        1.3604   1.3679
ドル/円            104.59   104.22
ユーロ/円          142.29   142.56


株                 終値 (暫定値) 前営業日比 変化率
ダウ工業株30種       16,481.94     +108.08    +.7%
S&P500種           1,848.38      +9.50     +.5%
ナスダック総合指数    4,214.88     +31.87     +.8%


債券          直近利回り 前営業日比
米国債2年物      .39%        +.01
米国債10年物     2.88%       +.01
米国債30年物     3.81%       +.01


商品 (中心限月)                     終値   前営業日比 変化率
COMEX金     (ドル/オンス)  1,238.30    -7.10     -.57%
原油先物         (ドル/バレル)   94.46     +1.87    +2.02%

◎NY外国為替市場

ニューヨーク外国為替市場ではドル買いが優勢となり、ドル指数は 4カ月ぶりの高水準となった。米国の景気回復を示す指標を受け、金融 当局が緩和縮小を続けるとの思惑が強まった。

ドルは対ユーロで前日に付けたほぼ2週間ぶりの安値から戻した。 ニューヨーク連銀製造業景況指数や生産者物価指数(PPI)の上昇が ドル買いを誘った。米地区連銀経済報告(ベージュブック)によると、 米国の大半の地域で景気は「まずまず」のペースで拡大した。ドイツ国 内総生産(GDP)統計が景気鈍化を示唆したため、ユーロは主要通貨 の大半に対して下落した。

バンク・オブ・アメリカ(BOA)メリルリンチの金利・通貨グロ ーバル責任者、デービッド・ウー氏は「PPIは基本的に上振れしてお り、ドルがすぐに上昇した」と指摘した。

ニューヨーク時間午後2時55分現在、主要10通貨に対するドルの動 きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比0.5%上昇 の1029.94。一時は1030.54と、昨年9月9日以来の高水準を付けた。

ドルは対ユーロで0.6%高の1ユーロ=1.3602ドル。ドルは対円 で0.3%高の1ドル=104円57銭。ユーロは円に対して0.2%下落し1ユ ーロ=142円22銭

◎米国株式市場

米株式相場は上昇。S&P500種株価指数は年初来の下げを埋め、 終値で過去最高値を更新した。世界銀行が世界成長予想を上方修正した ことが好感された。またバンク・オブ・アメリカ(BOA)の決算が大 幅増益となったことで、金融株が大きく上げた。

ニューヨーク時間午後4時過ぎの暫定値では、S&P500種株価指 数は前日比0.5%高の1848.38。ダウ工業株30種平均は108.08ドル (0.7%)上昇の16481.94ドル。

ファースト・アメリカン・トラスト(カリフォルニア州サンタア ナ)の最高投資責任者(CIO)、ジェリー・ブラークマン氏は「真の 意味で循環的なマクロ経済の幅広い改善となっている」とし、「これま で発表された決算は非常に堅調だ。特に昨日のJPモルガンときょうの BOAは良い内容だった。銀行が好調なら経済は順調になることを示し ている」と述べた。

◎米国債市場

15日の米国債は続落。この日発表された経済統計が景気の回復を示 唆したことから、米金融当局は緩和策の縮小を進めるとの見方が強まっ た。

米連邦準備制度理事会(FRB)が15日公表した地区連銀経済報告 (ベージュブック)で米国大半の地域の景気が「まずまず」のペースで 拡大したことが示されると、10年債利回りは上げ幅を縮小した。この日 は一時、ニューヨーク連銀が発表した1月の同地区の製造業景況指数が 約2年ぶり高水準となったほか、昨年12月の米生産者物価が3カ月ぶり に上昇したことを手掛かりに米国債が下げていた。

キャンター・フィッツジェラルドの金利ストラテジスト、ジャステ ィン・レデラー氏は、「良好な統計が影響している」と述べ、「今後数 カ月間で経済統計がどう動くかを見極めるまで相場に大きな変化はない だろう。10年債利回りは2.75-3%のレンジだ」と続けた。

ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによれば、ニューヨーク時間 午後2時2分現在、10年債利回りは前日比1ベーシスポイント(bp、 1bp=0.01%)上昇の2.88%。同年債(表面利率2.75%、2023年11月 償還)価格は3/32下げて98 28/32。

◎NY金先物市場

ニューヨーク金先物相場は続落。1週間ぶりの大幅安となった。米 金融当局が緩和縮小を継続するとの観測が背景。ドルが上昇し、代替投 資としての金買いが後退した。

フューチャーパス・トレーディングのトレーダー、フランク・レシ ュ氏(シカゴ在勤)は電話インタビューで、「良好な景気回復の見通し で、金は圧迫されている」と指摘。「ドルの強さは金にマイナスに作用 している」と述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先物2 月限は前日比0.6%安の1オンス=1238.30ドルで終了。中心限月として は7日以来の大幅下落となった。

◎NY原油先物市場

ニューヨーク原油先物相場は続伸。米国で原油の輸入が急減し、在 庫が約1年10カ月ぶりの水準に減少したことが統計で示された。ニュー ヨーク連銀が発表した1月の同地区の製造業景況指数が上昇したこと も、買い材料に加わった。

ストラテジック・エナジー・アンド・エコノミック・リサーチ(マ サチューセッツ州ウィンチェスター)のマイケル・リンチ社長は「原油 輸入の減少が在庫統計を動かした最大の要因だったようだ」と指摘。 「かつて米国に送られていた原油は、違う行き先に輸出されていると考 えられる。需要は非常に弱々しく、輸入原油の必要性がなくなった」と 述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物2月限は前日 比1.58ドル(1.71%)高の1バレル=94.17ドルで終了。終値としては 2日以来の高値。

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