欧州債:スペインなど周辺国の国債が上昇-債務危機緩和を楽観

15日の欧州債市場では、スペインな ど高債務国の国債が上昇した。昨年11月のユーロ圏貿易黒字が前月から 拡大したほか、ポルトガルの証券入札で落札利回りが過去最低を記録し たことを手掛かりに、周辺国の資産に対する安心感が高まった。

スペイン10年債利回りが2006年以来の低水準に接近したほか、ポル トガルとギリシャの国債も買われた。域内のソブリン債危機が和らぎつ つあるとの楽観の高まりが背景にある。ポルトガル10年債利回りは少な くとも10年以来の低水準を付けた。10億1000万ユーロ規模の1年物証券 入札で、平均落札利回りが09年以降で最低となった。ドイツ10年債は下 落。同国はこの日、5年債を発行した。

クレディ・アグリコルCIB(ロンドン)の債券ストラテジスト、 ピーター・チャトウェル氏は「周辺国の国債については引き続き強気 だ」とし、「今年は周辺国債のスプレッド縮小が続くとみている。依然 として買いの好機だ」と述べた。

ロンドン時間午後4時30分現在、スペイン10年債利回りは前日比5 ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の3.77%。9日に は3.67%と、06年9月以来の低水準を記録。年初来では39bp低下して いる。同国債(表面利率4.4%、2023年10月償還)価格はこの日、0.41 上げ105.095。

ポルトガル10年債は5営業日続伸し、利回りは13bp下げ て5.16%。これは10年8月以来の低水準。同年限のギリシャ債利回りは 7bp低下の7.75%。

ポルトガルの1年物証券入札では平均落札利回りが0.869%と、09 年11月以来の低水準となった。2億4000万ユーロ相当の3カ月物証券の 落札利回りは0.495%。昨年11月20日時点は1.076%だった。

ドイツ10年債利回りは1bp上昇し1.83%。前日は1.80%まで下 げ、先月5日以来の低水準を付けた。

英国債相場は下落。英公債管理局(DMO)は16日に30年債を20億 ポンド入札する。

既発の30年債利回りは3bp上昇の3.60%。前日は3.55%と、昨 年11月20日以来の低水準となっていた。同国債(表面利率3.25%、2044 年1月償還)の価格は0.46下げ93.685。指標の10年債利回りも3bp上 げ2.86%。

原題:Spanish Bonds Rise With Portugal’s Amid Signs Debt Crisis Easing(抜粋) Pound Falls to 3-Week Low Versus Dollar on U.S. Reports, Carney (抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE