ドイツ銀、外為トレーダー少なくとも1人を停職に-関係者

ドイツ銀行は為替レート操作を図っ た疑いでトレーダー数人を停職処分にした。事情に詳しい関係者2人が 匿名を条件に明らかにした。

関係者の1人によると、停職となった行員の1人は米州在勤でアル ゼンチン・ペソの取引に携わっていた。ドイツ銀は昨年遅くに当局と取 りまとめた一連の検索文字列に基づいて行員の電子メッセージを検証し ており、検証結果次第で停職処分や処分取り消しを行うという。

広報担当のクラウス・ウィンカー氏は15日電子メールで「ドイツ銀 は、外国為替市場での取引について調査している複数の規制当局から情 報提供の要請を受けた。当行は調査に協力しており、それが適切な場合 は個人に対して処分を行う」と説明した。

為替レート操作の疑いをめぐっては世界的に調査が行われており、 これまでで少なくとも銀行12行が当局から接触を受け、12人以上の為替 トレーダーが停職や休職になっていた。ブルームバーグ・ニュースは昨 年6月、トレーダーらがインスタントメッセージを使って情報を共有し 顧客注文を利用して指標レートを操作していたと報じた。

ユーロマネー・インスティチューショナル・インベスターの昨年5 月の調査によれば、外為市場の取引はドイツ銀と米シティグループ、英 バークレイズ、スイスのUBSが合わせて半分以上のシェアを握ってい る。同市場操作疑惑をめぐる当局調査が進行する中で、4行はいずれも 為替トレーダーを処罰している。

ブルームバーグ・ニュースは今週、米連邦準備制度理事会 (FRB)も銀行を調査していると報じた。米司法省とスイスの金融監 督当局、英金融行動監視機構(FCA)なども調査している。

ドイツ紙ウェルトは先に、ドイツ銀が少なくとも1人のトレーダー を停職にしたと報じていた。

ドイツ銀は他社の社員も参加できるグループ参加型のチャットルー ムの利用禁止を外為事業から、投資銀行全体とトランザクションバンキ ング部門に拡大している。JPモルガン・チェースとロイヤル・バン ク・オブ・スコットランド・グループ(RBS)も同様の措置を取って いる。

--取材協力:Mariajose Vera、Liam Vaughan. Editors: Mark Bentley, Heather Smith

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