つまずいた長城汽車、魏会長の資産急減-新車投入延期で株安

中国のスポーツ型多目的車 (SUV)メーカー、長城汽車の魏建軍会長は、同社の最高級SUV 「哈弗H8」の投入を技術的な問題から3カ月間先送りすることを決め た。同SUVは試験走行で、自動車業界のメディアから酷評されてい た。

魏会長の判断は高くついた。長城汽車の株価は14日の香港市場で前 日比12%安と、5年ぶりの大きな下げを記録。時価総額24億ドル (約2500億円)が吹き飛んだ。

ブルームバーグ・ビリオネア指数によれば、魏会長の個人的な純資 産は5100万ドル減り69億ドルとなった。アジア自動車業界で最も裕福な 企業幹部の座は維持しているものの、韓国最大の自動車メーカー、ヒュ ンダイモーターカンパニー(現代自動車)の鄭夢九会長が資産67億ドル と迫っている。

魏会長は長城汽車を世界の上場自動車メーカーの中で最高の営業利 益率を誇る企業に変え、過去5年間の同社の株価上昇を支えてきた。だ が今回のつまずきは、魏会長に対する投資家の信認にはマイナスだ。ジ ェフリーズ・グループや中国国際金融(CICC)は長城汽車の投資判 断を引き下げた。サンフォード・C・バーンスティーンのアナリスト、 マックス・ウォーバートン氏はリポートで、「自動車業界の上位リーグ に行くという長城汽車の野望は哈弗H8次第だ」とコメントしている。

原題:Great Wall’s H8 Dents Confidence in Asia’s Richest Car Chief (1)(抜粋)

--Rose Kim、Tian Ying, 取材協力:Jack Gao、Patrick Chu. Editors: Chua Kong Ho, Young-Sam Cho

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE