シンガポールの不動産市場は「安定化しつつある」-通貨庁

シンガポール通貨庁(MAS、中央 銀行に相当)は同国の不動産市場が安定化しつつあり、同国全体や国内 銀行システムをリスクにさらすような信用バブルに直面していないとの 認識を示した。

通貨庁によると、新規の住宅ローン件数は減少しており、家計のバ ランスシートも健全だ。シンガポールが「アイスランドと同様のメルト ダウン」に向かっていると米誌フォーブズが今週報じたのを受けて、ブ ルームバーグ・ニュースに電子メールでコメントした。

住宅価格がアジアで2番目に高いシンガポールは昨年、金融機関に よる個人向け不動産ローン認可の手法を監督する新規則を公表。それに 先立って新税導入や頭金引き上げなどを実施してきた。住宅ローン規制 により昨年10-12月(第4四半期)の住宅価格は約2年ぶりに下落し て、昨年全体の値上がりは2008年以来で最も小幅にとどまった。

シンガポールのCIMBリサーチのエコノミスト、ソン・セン・ウ ン氏は「MASは1998年の金融危機以降、過剰融資に一段と注意を払っ てきた」と指摘。「シンガポールがアイスランドのような方向に向かう リスクは極端に低い。信頼できる投資銀行や格付け会社はアナリストを 十分に抱えており、そうしたリスクが起きれば指摘するだろう」と述べ ている。

原題:Singapore’s Central Bank Says Property Market ‘Stabilizing’ (1)(抜粋)

--取材協力:Rina Chandran. Editors: Shamim Adam, Linus Chua

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