個別銘柄:ガスタービン関連高い、NTNが急伸、JIN急落

きょうの日本株市場で、株価変動材 料のあった銘柄の終値は以下の通り。

ガスタービン関連:日立製作所(6501):前日比4.1%高の867円、 三菱重工業(7011)が4.8%高、川崎重工業(7012)が5.3%高など。脱 原子力発電所を掲げ細川護煕元首相が東京都知事選への立候補を表明 し、原発が争点の一つになる可能性が高まり、脱原発政策で恩恵を受け るとみられた。また、野村証券では日立について、2013年10-12月営業 利益は1200億円と第3四半期としては最高益を更新した、と推定した。

東芝(6502):4.6%高の483円。英国で原子炉3基の建設を計画し ている原子力発電事業開発会社、ニュージェネレーション社の株式 計60%を約1億ポンド(約170億円)で取得すると15日に発表した。建 設するのは米子会社ウェスチングハウスが展開する加圧水型原子炉。

ベアリング3社:NTN(6472)が7.9%高の522円、ジェイテクト (6473)が5.9%高、日本精工(6471)が6.2%高。野村証券ではベアリ ング株について、良好な需要と円安などで昨年10-12月期決算は大幅増 益が見込めるとコメント。買い銘柄はジェイテクトとNTNで、短 期(約3カ月)では、対ユーロの円安、欧州カルテル調査が進んだ場合の 恩恵が最も大きいNTNの魅力が大きいとした。

ジェイアイエヌ(3046):11%安の4195円。13年9-11月営業利益 は前年同期比82%減の2億4900万円だった。大幅な円安で仕入原価が上 昇したことや、売上高に占めるセール構成比が増加したことが要因。野 村証券では14年8月期営業利益予想を72億円から60億円に(会社計画68 億円)、15年8月期を99億円から75億円にそれぞれ減額し、投資判断を 「買い」から「中立」に引き下げた。

ニコン(7731):1.2%安の1886円。クレディ・スイス証券では投 資判断を「中立」から「アンダーパフォーム」に、目標株価を1900円か ら1700円に引き下げた。14年3月期のILC販売数量は会社計画620万 台を下回る590万台、15年3月期は横ばいと想定。今期の営業利益予想 を693億円から642億円に(会社計画650億円)、来期を771億円から685億 円に減額した。

大崎電気工業(6644):100円(18%)高の645円でストップ高。い ちよし経済研究所は、レーティングを「B(中立)」から「A(買 い)」へ上げた。15年3月期以降に東京電力など電力会社がスマートメ ーターの導入を本格化することや、国内スマートメーター市場への海外 企業参入による影響が懸念していたよりも小さく、同研究所による16年 3月期業績予想を増額。フェアバリューを500円から900円へ見直した。

ファミリーマート(8028):3.4%安の4725円。みずほ証券は、投 資判断を「買い」から「中立」へ引き下げた。海外の成長ポテンシャル への期待は不変しとしながらも、株価上昇により割安感が薄れたと判 断。15年2月期は再び積極投資を行う方針が示されているため、国内事 業の利益は同証の従来予想を下回る可能性が高いと予想した。

サイゼリヤ(7581):3.6%安の1245円。13年9-11月営業利益は 前年同期比58%減の7億7500万円だった。ゴールドマン・サックス証券 では、14億円を見込んでいた同証想定以下だとし、依然として経費制御 などができておらず、収益の不透明感は高いと分析。さらに消費増税も 懸念材料で、会社側の今期営業利益計画の達成は厳しいとした。

JXホールディングス(5020):3.3%高の539円。燃料電池車向け に低コストの水素供給に乗り出す、と15日付の日本経済新聞朝刊が報じ た。20年をめどに新技術を使った供給網の整備を始め、ガソリン並みに 利用できる価格実現を目指すという。

古野電気(6814):7.6%安の740円。13年3-11月期の連結営業利 益は前年同期比6.7%減の11億6600万円だった、と14日に発表。舶用事 業での商船市場向けの売り上げ減少、大型医療機器やGPS機器など産 業用事業の低調も響いた。前期比89%増の23億円で据え置いた14年2月 期計画に対する進捗率は51%にとどまる。

ユーシン(6985):13%安の717円。13年11月期の営業利益は前の 期比32%減の18億円にとどまり、事前の会社計画を55%下回った。欧州 や南米の景気低迷の影響を受けたほか、買収に伴う生産効率の一時的低 下や費用増加も響いた。

千代田インテグレ(6915):14%高の2175円。14年8月期の営業利 益見通しを25億円から36億円(前期比50%増)に増額した。収益力改善 策が成果として表れ始めたことが要因。ブルームバーグ・データによる と、アナリスト4人の事前の予想平均は32億円だった。

レナウン(3606):3.6%安の136円。13年3-11月期の連結営業利 益は前年同期比22%減の4億3400万円だった、と14日に発表。子会社で の肌着・靴下、バッグなどの販売が苦戦、天候不順で秋物商戦も低調だ った。5億円の営業黒字を見込む14年2月期計画は据え置き。前期は5 億1300万円の赤字。

スリー・ディー・マトリックス(7777):700円(21%)高の4020 円でストップ高。グローバル展開を目指す吸収性局所止血材 「TDM-621」に関し、欧州で安全規格の指令適合の認証を第三者機関か ら受け、同材の販売開始が可能になったと15日朝に発表。今後の業績貢 献を見込む買いが膨らんだ。同社の大株主に名を連ねる扶桑薬品工業 (4538)も、19%高の399円と急伸。

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