中国:信用市場の成長鈍化-12月の新規融資やM2、予想下回る

中国の経済全体のファイナンス規模 は昨年12月、前年同月比で減少した。また同月のマネーサプライ(通貨 供給量)M2の伸びと新規人民元融資はいずれも市場予想を下回った。 中国では流動性逼迫(ひっぱく)に加え、当局が投機的な貸し出し抑制 に取り組んでいる。

中国人民銀行(中央銀行)が15日発表した12月の経済全体のファイ ナンス規模は1兆2300億元(約21兆2400億円)。2012年12月は1兆6300 億元だった。

昨年12月末時点の外貨準備高は過去最大の3兆8200億ドル(約399 兆円)。9月末は3兆6600億ドルだった。中国の外貨準備高は世界一。

新規のファイナンス活動は昨年7-12月(下期)に記録的な落ち込 みとなった。政策当局が金融リスク管理や広範な改革実行に重点を置く 中で、ファイナンス減少が今年の経済成長ペースを制約する可能性があ る。

ソシエテ・ジェネラルの中国担当エコノミスト、姚煒氏(香港在 勤)は「クレジットの伸びは今後鈍化する見通しだ」と指摘。外貨準備 高の増加については「人民銀は極めて大規模な介入をしている。人民元 の上昇圧力は明らかにかなり大きい」と述べた。

12月の新規人民元融資は4825億元、M2は前年同月比13.6%増とな った。

ブルームバーグが市場関係者を対象にまとめた調査の中央値で は、12月の経済全体のファイナンス規模が1兆1400億元、新規人民元融 資が5700億元、M2は13.9%増とそれぞれ見込まれていた。

ブルームバーグの集計データによると、昨年下期の経済全体のファ イナンス規模は約7兆1400億元で、前年同期比8510億元減った。これ は02年にさかのぼるデータで半期として過去最大の減少幅。

みずほセキュリティーズアジアのアジア担当チーフエコノミスト、 沈建光氏(香港在勤)は、データは当局によるシャドーバンキング(影 の銀行)取り締まりや銀行間の貸し出し制限を反映しているとして、今 年初めの成長率は「やや低くなる可能性がある」との見方を示した。

原題:China’s Credit Growth Slows as Leaders Curb Speculation: Economy(抜粋)

--Xiaoqing Pi、Xin Zhou, 取材協力:Ailing Tan、Zhang Dingmin. Editors: Scott Lanman, Malcolm Scott

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