米デトロイト市の美術館支援者、名画保護へ340億円提供申し出

破綻した米ミシガン州デトロイト市 のデトロイト美術館の支援者らが、同美術館に収蔵されているピカソや ゴッホなどの名画が競売にかけられるのを防ぐため3億3000万ドル (約340億円)を支払うと申し出た。

支援者らは、この資金が、最大35億ドルの財源が不足しているとさ れる年金の受給者に支払われることを望んでいる。デトロイトの連邦地 裁が13日、電子メールで送付した文書によると、この資金援助と引き換 えにデトロイト美術館のコレクションは破綻処理関連のいかなる決定か らも保護される見込み。

文書は「これら2つの目標が達成できれば、3つ目の目標である市 の破綻の後遺症からの再生が大幅に進むと予想されることは、皆が認識 している」と指摘した。

人口約70万人のデトロイト市は約180億ドルの負債を抱え、昨年7 月に連邦破産法9条に基づく更生手続きの適用を申請した。債権者らは 市当局に対し、一部の美術品を売却するなどデトロイト美術館を資金調 達のために利用するよう要請している。

競売会社クリスティーズは先月、同美術館の美術品の価値が総額8 億6600万ドルに上るとの推計を発表した。

原題:Detroit Art Boosters Offer $330 Million to Aid Bankruptcy (3)(抜粋)

--取材協力:Chris Christoff. Editor: Stephen Farr

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