EU金融市場規則の抜本改正で欧州議会の代表が合意-声明

欧州議会の代表は、欧州連合 (EU)の金融市場規則について、2008年の金融危機で露呈した不備を 是正し、要件を強化するための抜本改正で合意に達した。

規則案には高頻度取引(HFT)や投機的な商品デリバティブ(金 融派生商品)取引の規制などが盛り込まれた。欧州連合(EU)の行政 執行機関である欧州委員会のバルニエ委員(域内市場・金融サービス担 当)が規則案を提示してから2年余りにわたる作業の末、合意に至っ た。

バルニエ委員は電子メールで配布した声明で新規則について「実体 経済の利益になるよう、資本市場の機能の仕方を改善するだろう」とし た上で、「より安全かつオープンで責任のある金融システムの構築と投 資家の信頼感回復に向けた重要な一歩になる」と強調した。

今回合意に至った新規則の発効には、欧州議会と加盟各国政府の正 式承認が必要。

欧州議会の英国代表のアーリーン・マッカーシー議員は電子メール で配布した声明で、商品デリバティブ規則にはポジション制限に関する 「効果的な制度」が盛り込まれたとし、こうした制限は投機を抑制し 「価格変動とインフレの低減に寄与する」と指摘した。その上で、食料 価格が高止まりしたり大幅に変動したりすれば、貧困国に「壊滅的な打 撃を与える」と説明した。

原題:EU Lawmakers Clinch Deal on Financial Market Rules Overhaul (2)(抜粋)

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