商品下落は好機、INTL・FCストーンがアジア人員倍増へ

大手銀行の一部が商品市場から撤退 する中、米ニューヨークを拠点に商品ブローカー業務を手掛ける INTL・FCストーンはアジア地域で向こう3年間に商品担当スタッ フを倍増させることを計画している。

INTL・FCストーンのアジア地域担当の副最高経営責任者 (CEO)、ピーター・リゾ氏によると、同地域の人員数は現在、約60 人で、主に貴金属や工業用金属、農産物に重点を置いている。リゾ氏は シンガポールでのインタビューで、同社が地域部門の収入を倍増させる ことを計画しており、地域エネルギー事業をスタートする可能性がある ことを明らかにした。

米JPモルガン・チェースやドイツ銀行などの銀行は世界的に商品 担当スタッフの削減と取引事業の縮小を進めており、INTL・FCス トーンの事業拡充は大手銀の動きとは対照的だ。政府が規制を強化する 一方、年間ベースの商品相場は2001年以降で2度目の下落となった。英 分析会社コーリションによると、これを受け、世界の大手銀の商品のト レーダーとセールス担当者、アナリストの人員数は少なくとも4年ぶり の低水準となっている。

リゾ氏は「中国やインド、インドネシアなどの国々では需要の伸び が鈍化していないため、商品価格の短期的な調整局面は長くは続かない と考えている。アジアには素晴らしい好機がある」と述べた。

英バークレイズによると、中国を中心としたアジア太平洋地域の今 年の経済成長率は5.3%と、世界の成長率見通しである3.4%を上回ると 予想されている。

原題:Commodity Slump Prompts INTL FCStone Asia Growth as Banks Leave(抜粋)

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