1月14日の米国マーケットサマリー:株上昇、小売売上高で

ニューヨークの為替・株式・債 券・商品相場は次の通り。(表はNY午後4時現在)

為替         スポット価格 前営業日
ユーロ/ドル        1.3680   1.3671
ドル/円            104.16   103.00
ユーロ/円          142.49   140.81


株                 終値 (暫定値) 前営業日比 変化率
ダウ工業株30種       16,373.86     +115.92    +.7%
S&P500種           1,838.88     +19.68    +1.1%
ナスダック総合指数    4,183.02     +69.71    +1.7%


債券          直近利回り 前営業日比
米国債2年物      .38%        +.02
米国債10年物     2.87%       +.04
米国債30年物     3.80%       +.03


商品 (中心限月)                     終値   前営業日比 変化率
COMEX金     (ドル/オンス)  1,245.40    -5.70     -.46%
原油先物         (ドル/バレル)   92.39      +.59     +.64%

◎NY外為市場

ニューヨーク外国為替市場では円が対ドルで4週間ぶりの大幅安。 昨年11月の日本の経常赤字が同月としては過去最大に膨れたことが円売 りを誘った。

主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポ ット指数は4日ぶりに上昇。12月の米小売売上高が予想を上回る伸びを 示したことがドル買い材料となった。

ファロス・トレーディング(コネティカット州スタンフォード)の 調査責任者、ダン・ドロー氏は電話インタビューで、「日本の経済指標 が対円でのドルの支援材料となり、その流れが続いている。日本の経常 収支は赤字が続き、円にとってマイナスのフローになっている」と述べ た。

ニューヨーク時間午後2時44分現在、円は対ドルで1.1%安の1ド ル=104円16銭と、12月18日以来の大幅安。対ユーロでは1.2%下落し1 ユーロ=142円47銭。ドルは対ユーロで1ユーロ=1.3678ドル。

◎米国株市場

米株式相場は反発。S&P500種株価指数は今年に入り最大の上げ となった。小売売上高が予想を上回る伸びとなったことが好感された。 また企業の合併・買収(M&A)の動きを受け、経済に対する信頼感も 高まった。

ニューヨーク時間午後4時過ぎの暫定値では、S&P500種株価指 数は前日比1.1%高の1838.88と、昨年12月18日以降で最大の上げ。ダウ 工業株30種平均は115.92ドル(0.7%)上昇し16373.86ドル。

バラック・ヤード・アドバイザーズの創業者マーティン・レクラー ク氏は「株式市場のサイクルの中で、良いニュースが良いニュースとし て捉え続けられるような段階にあるのだろう」とし、「これまでの非常 に大きな動きを見ると、アニマルスピリット(野心的意欲)の復活は続 いているといえるようだ」と続けた。

S&P500種は前日1.3%下落と、昨年11月以降で最大の下げとなっ た。2013年に過去最高値に上昇したことで、高値警戒感が強まった。 S&P500種は年初から前日までの段階で1.6%下落と、09年以来で最悪 のスタートとなっている。

◎米国債市場

14日の米国債相場は4日ぶりに下落。フィラデルフィア連銀のプロ ッサー総裁が経済の「基盤は強固」と述べ、資産購入額の縮小につい て、正しい方向への一歩と指摘したことが影響した。

12月の米小売売上高が予想以上の伸びを示すと、利回りは上昇し た。2年債と10年債の利回り差は拡大。先週の雇用統計では雇用の増加 幅が2011年1月以来の低水準だったが、プロッサー総裁は労働市場は予 想よりも良好だと述べた。1カ月物Tビル(財務省短期証券)のレート はこの日もマイナスだった。入札規模の縮小が響いた。

BTIGのチーフ・グローバル・ストラテジスト、ダン・グリーン ハウス氏は「この日の統計は、先週発表された雇用統計の落ち込みが一 時的なものだったとの見方を支える新たな証拠だ」と述べ、「一つの統 計だけで方向が変わることはないが、小売売上高統計は良いに越したこ とはない」と続けた。

ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによれば、ニューヨーク時間 午後2時54分現在、10年債利回りは前日比4ベーシスポイント(bp、 1bp=0.01%)上昇の2.87%。同年債(表面利率2.75%、2023年11月 償還)価格は11/32下げて99。

◎NY金先物市場

ニューヨーク金先物相場は4営業日ぶりに下落。ドルが持ち直した のに伴い、代替投資としての金買いが後退した。昨年12月の米小売売上 高が市場予想を上回る伸びとなったことを背景に、ドルは主要10通貨の バスケットに対して一時0.4%上昇した。

インテグレーテッド・ブローカレッジ・サービシズ(シカゴ)のヘ ッドディーラー、フランク・マギー氏は電話インタビューで、「ドルの 強さと米景気改善の兆しを背景に、金買いが手控えられている」と指 摘。「金に投資し続ける理由はないとの声が多い」と述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先物2 月限は前日比0.5%安の1オンス=1245.40ドルで終了した。

◎NY原油先物市場

14日のニューヨーク原油先物相場は上昇。米小売売上高が予想以上 に増加したほか、今週発表される原油在庫が7週連続で減少するとの予 測が背景にある。

ストラテジック・エナジー・アンド・エコノミック・リサーチ(マ サチューセッツ州ウィンチェスター)のマイケル・リンチ社長は、「小 売売上高は良好だった。相場は強気モードにある」と述べ、「相場はし ばらく下げていたが、今日になって買い手が戻ってきた。15日の在庫統 計で相場がどう反応するかが大きな試金石だ」と続けた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物2月限は前日 比79セント(0.86%)高の1バレル=92.59ドルで終了。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE