高額所得バンカーのボーナス制限回避は困難も-欧州議会が監視

欧州の銀行が高額所得バンカーに支 払うボーナスを固定給の2倍までに制限する規則を一部バンカーを対象 に適用免除する欧州銀行監督機構(EBA)の案は、欧州議員らによっ て拒否される公算がある。

EBAが先月発表した案では、銀行が国の監督当局に対し、報酬 が100万ユーロ(約1億4180万円)以下の従業員をボーナス規制の適用 対象から外すよう求めることができるほか、報酬が100万ユーロを上回 る場合にも、EBAが報告を受けて承認すれば免除される道が開かれ た。上級管理職については免除申請はできない。

欧州連合(EU)の欧州委員会はこれを受けて具体的な提案をまと めるが、欧州議会は欧州委案を審議する際に、抜け穴の排除を図るとし ている。

オトマール・カラス議員は電子メールで、「議会はボーナスを制限 することに関して真剣に取り組んできた。EBAが提案した技術的な詳 細をまとめた案が抜け穴を残していれば、議会はその権限に基づいて案 を拒否する」と表明した。

欧州議会は昨年、域内各国政府からボーナス制限に関する合意を取 り付けた。英国は9月にこれに異議を唱え、欧州裁判所に提訴してい る。

EUのボーナス制限案についてはEBAが指針を示した後、欧州委 がその勧告を検討し具体案をまとめる。欧州委案の提示後、議会と各国 政府は3カ月以内に異議申し立てや検討期間延長の要請ができる。

原題:Bonus-Cap Exemptions Threatened by Veto From European Lawmakers(抜粋)

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