お金で買える子供の健康-低所得の親に肥満児増える傾向

低所得の親の子供に肥満が広がる傾 向がある。米国の貧富の差拡大はこんなところにも影響が及んでいるよ うだ。

12-17歳の子供を対象とした2つの全米調査の結果をハーバード大 学と国際的なビジネススクールであるINSEADの研究者らが親の学 歴に基づいて分析した。教育と所得水準や職業を含めた社会経済的地位 の目安として学歴を採用した。米国科学アカデミー紀要(PNAS)に 掲載された調査報告によると、親の学歴の低い世帯の子供は運動の量が 少なく、カロリー摂取の減り方が小幅だった。

子供の肥満は10年前から横ばい。子供の摂取カロリーは低下、運動 量は増加している。大学卒の両親の子供の肥満が減った一方で、親の教 育水準がより低い子供では増えた。

調査報告執筆者の1人でINSEADの社会学者、カイサ・スネル マン氏は「全体としては子供の肥満に歯止めをかけることにやっと成功 したが、この傾向を見ると富裕層と低所得層の子供で状況がかなり違う ことが分かる」と語った。

高校卒業かそれ以下の学歴の親の子供たちの摂取カロリーは2009 -10年に2105カロリーと、1989-91年の2271カロリーから減少。一方、 大卒以上の学歴の親の子供は2487カロリーから2150カロリーに減った。

11年には大卒の親の子供の91%が調査の前の週に20分以上の運動を しており、高卒以下の両親の子供の80%を上回った。親の学歴による運 動した子供の割合の差は11年は11-13ポイントと、03年の3-7ポイン トから拡大した。

原題:Money May Buy Your Child a Lower Risk of Obesity, Study Suggests(抜粋)

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