個別銘柄:電力株や海運株安い、大日本住友やTHK急落

きょうの日本株市場で、株価変動材 料のあった銘柄の終値は以下の通り。

電力株:九州電力(9508)が先週末比6.5%安の1240円、四国電力 (9507)が6%安、関西電力(9503)が4.9%安など電力株がそろって 急落。2月9日投開票の東京都知事選への立候補を14日表明した細川護 熙元首相について、「脱原発」方針で一致している小泉純一郎元首相が 支援する、と共同通信が伝えた。

海運株:商船三井(9104)が4.7%安の450円、川崎汽船(9107) が2.7%安など。海運業指数は東証1部業種別下落率上位。国際ばら積 み船の運賃指標となるバルチック・ドライ指数は先週末10日に11% 安、13日に7.7%安と、日本の連休期間に大幅下落。市況安による収益 先行き不透明感が高まった。

大日本住友製薬(4506):7.7%安の1760円と、東証1部値下がり 率首位。米食品医薬品局(FDA)の新薬審査担当者は10日、同社が米 チェルシーにライセンスを供与したドロキシドパについて「リスクと恩 恵の判断は極めて難しい」と指摘。これを受け、米チェルシー株は10日 に29%安、13日は8%安と大幅続落した。FDAの判断について野村証 券では、直近の株価上昇が急であったため、このネガティブなニュース によって一時的に株価が軟調となる可能性が考えられると指摘した。

バンダイナムコホールディングス(7832):4.8%安の2208円。ゴ ールドマン・サックス証券では投資判断を「買い」から「中立」へ引き 下げた。モバイルゲームの評価で2016年3月期PERは13.3倍に回復 し、株価の割安感が解消したと分析。一段の株価上昇にはスマートフォ ンアプリの成長をさらにけん引するヒットタイトルやライセンス事業で の大型契約締結など最高益のさらなる具体性が必要とした。

イオン(8267):3.9%安の1388円。13年3-11月営業利益は前年 同期比4.1%減の948億円だった。野村証券では9カ月累計営業益は同証 予想を51億円(5.1%)下回ったとし、会社側は今後の駆け込み需要など を期待しているが、挽回は容易ではないと分析した。

THK(6481):4.8%安の2482円。BNPパリバ証券は投資判断 を「買い」から「ウエート下げ」に2段階引き下げた。最近の好調な株 価推移、モーションコントロール製品の月次受注鈍化の可能性、在庫サ イクルの頭打ち、妥当PERの引き下げが理由。14年3月期営業利益予 想は199億円(会社計画200億円)、来期は277億円。目標株価は2600円 から2150円に下げた。

アルテック(9972):6.2%安の258円。14年11月期の営業利益は前 期比19%減の2億5000万円の見通し。国内景気は緩やかな回復基調が予 想される一方、海外は景気下振れリスクが残り、厳しい経営環境が続く と想定。前期の52%増益から一転、減益に転じると予想した。

ラウンドワン(4680):6.9%高の927円。昨年12月の既存店売上高 は前年同月比1.8%増だったと発表。プラス浮上は21カ月ぶり。11月29 日から国内全店舗で全面的に「お得感」を打ち出した料金体系を導入し たことが来場者の増加などにつながり、アミューズメントやスポッチャ 収入が伸びた。

アステラス製薬(4503):4.3%安の6027円。バークレイズ証券で は、投資判断を「オーバーウエート」から「イコールウエート」へ下げ た。前立腺がんエクスタンディ関連のポジティブなイベントは株価にお おむね織り込まれたと判断、今後さらなるコンセンサスの上振れ期待は 難しいとみている。

コスモス薬品(3349):5.3%高の1万2270円。13年6-11月(上 期)営業利益は前年同期比13%増の94億円だった。新規出店などで2桁 増収を確保した。ゴールドマン・サックス証券では、上期と9-11月の 営業利益がともに同証券の想定以上だったと評価。粗利益率が改善し、 既存店粗利高は増加したと推定されるとし、規模拡大によるメーカーか らの獲得条件が進行している証左だとした。目標株価は1万3500円へ引 き上げ。

安川電機(6506):3.9%安の1537円。BNPパリバ証券は投資判 断を「買い」から「ウエート下げ」に2段階引き下げた。最近の好調な 株価推移、モーションコントロール製品の月次受注鈍化の可能性、在庫 サイクルの頭打ち、妥当PERの引き下げが理由。14年3月期営業利益 予想は272億円(会社計画255億円)、来期は334億円で据え置き。目標 株価は1500円から1250円に下げ。

小野薬品工業(4528):1.4%高の9790円。米食品医薬品局は13 日、糖尿病治療薬「ダパグリフロジン」を2型糖尿病成人患者の治療薬 として承認した。野村証券では同社がアストラゼネカと共同で販売促進 を行う注目薬剤であるとし、24日に国内承認了承となれば14年春には国 内販売となるもようだと指摘した。

グラファイトデザイン(7847):4.5%高の936円。14年2月期営業 利益予想を9億6800万円から11億5000万円(前期比2.2倍)へ増額修正 した。自社ブランド「Tour AD」での国内プロゴルファーの使用 拡大や米国向けの増加が貢献する。期末配当予想も10円から25円へ引き 上げた。

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