中国投資:先進国市場を選好、世界経済の回復けん引との見方

中国の政府系ファンド(SWF)の 中国投資(CIC)は、世界的な景気回復の次の局面は先進国市場がけ ん引するとの見方から、投資先として欧州のインフラと不動産を選好し ていることを明らかにした。

5750億ドル(約60兆円)を運用するCICの丁学東・会長は13日の 香港での記者会見で、「欧州は多くの可能性を秘めている」と指摘。 「マイナスからプラスに転じており、かなりの投資機会があるはずだ」 と述べた。

CICにとって米国は引き続き投資の中心だとし、景気拡大が鈍化 しているアジアや新興市場は「投資機会の的を絞っていく」と語った。

昨年の株式相場は新興市場が先進国に1998年以来となる大きな後れ を取ったが、米金融当局による前例のない規模の資産購入の縮小と利上 げでこうした流れが続くと米金融大手はみている。ゴールドマン・サッ クス・グループは、向こう10年は新興国の株式と債券、通貨の「著しい アンダーパフォーマンス」が予想されるとして、新興市場への資産配分 を3分の2に引き下げるよう顧客に勧めている。

CICの最新の年次報告によれば、2012末時点の地域別の株式投資 先は米国が49.2%、新興市場が23%、米国以外の先進国は27.8%だっ た。前年との比較は公表していない。

原題:China’s Wealth Fund Says Developed Markets to Drive Recovery(抜粋)

--取材協力:Zhang Dingmin. Editors: Andreea Papuc, 山崎朝子

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE