ラボバンク元トレーダーを米が訴追請求-LIBOR操作で

オランダの銀行ラボバンクの元トレ ーダー3人が2006年から5年間にわたって指標金利操作に関与したとし て、米検察当局はこの3人を米裁判所に訴追請求した。

マンハッタンの連邦地裁に提出された書面によると、訴追請求され たのは、英国籍のポール・ロブソン容疑者、オーストラリア国籍のポー ル・トンプソン容疑者、日本国籍のモトムラ・テツヤ容疑者。電信詐欺 と銀行詐欺の共謀と2件の電信詐欺に問われている。地裁当局者による と、3人はいずれも米国で拘束されていない。

訴追請求状によると、3人の容疑者とラボバンクの他の「複数の人 物」は06年5月から11年1月にかけて、円建てロンドン銀行間取引金利 (LIBOR)について「自分たちの取引ポジションに有利になるよう に実態と異なる金利を申告する」ことで合意した。

検察によると、3人は円建てLIBORに関連するデリバティブ (金融派生商品)取引に携わっていた。ラボバンクはLIBORを含む 指標金利操作をめぐって米司法省との間で昨年10月29日に訴追延期合意 (DPA)に至り、3億2500万ドル(約340億円)の制裁金支払いに同 意した。3容疑者が米連邦地裁で有罪判決を受ければ、最長30年の禁固 刑となる。

訴追請求状によると、ロブソン容疑者はラボバンクのロンドンにあ るマネーマーケット・ショートターム・フォワーズ部門のシニアトレー ダーだった。トンプソン容疑者はシンガポール在勤で北東アジアのマネ ーマーケット・デリバティブ取引部門責任者を務めていた。モトムラ容 疑者はラボバンクの東京部門のシニアトレーダーだった。

ラボバンクの広報担当ロリナ・ボルディング氏は今回の訴追請求に ついてコメントを控えた。

原題:Rabobank Ex-Traders Charged by U.S. With Yen Libor Rigging (2)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE