米飼育牛、寒波に震える-牛肉生産減で外食産業のコスト増か

米モンタナ州ベーカーにあるディー ン・ワン氏(46)の牧場では、寒波到来で気温が過去最低のセ氏マイナ ス32度まで低下したため、牛に与えるアルファルファの干し草を増やし た。

ワン氏は「牛は、体重を増やすためというより体温を維持するため だけに通常より多くの飼料を必要としている」と語る。同氏は今春に出 産予定の牛約850頭と幼牛550頭を保有している。

先週、米国全域を襲った寒波の影響で交通機関に影響が出たほか燃 料需要が増加した。寒波は、既にコスト増と天候関連の打撃を受けてい る国内の牛肉業界を圧迫している。オレンジや冬小麦などの農作物は寒 さによる大きな被害を免れたものの、家畜の成長が遅れ、シカゴ市場の 生牛先物相場は過去最高値に上昇。米マクドナルドやテキサス・ロード ハウスなどのレストランの牛肉コストの増加が示唆されている。

米政府のデータによれば、米国の牛飼育数は6年連続で減少し1952 年以来の低水準となった。2011年には記録的干ばつの影響で主産地であ るテキサス州の牧草が被害を受け、12年には中西部が1930年代以降で最 悪の干ばつに見舞われたため飼料穀物の価格が高騰した。米農務省は、 牛の飼育数の減少により、今年の牛肉生産は20年ぶりの低水準に落ち込 むと予想している。

原題:Shivering Cattle Signal Higher McDonald’s Beef Cost: Commodities(抜粋)

--取材協力:Brian K. Sullivan、Leslie Patton. Editors: Millie Munshi, Steve Stroth

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