ゴールドマン、商品相場下落を予想-米シェールオイル増産で

過去10年間でほぼ4倍に上昇した商 品相場のサイクルが反転しつつあり、いずれ構造的な弱気市場に入ると の見通しを、米ゴールドマン・サックス・グループが示した。

ゴールドマンは12日付リポートで、シェールオイルの生産の伸びに より米国のエネルギー価格は低水準を維持し、経済成長の加速と政府の 刺激策のさらなる縮小につながると予想。これにより新興国の原材料需 要は後退し通貨が軟化するとみられ、増産が促されるとの見方を示し た。新たなサイクルは、2002-11年の「スーパーサイクル」とは正反対 のものになると予測している。

ゴールドマンの商品調査責任者、ジェフリー・カリー氏は13日、ロ ンドンで開かれた同社の投資家会議で「供給面で強気な見方のできる商 品はないと考えている。約10年間に及ぶ商品相場上昇に供給が対応し た」と述べた。

トウモロコシや砂糖、ニッケルの供給が需要を上回ったことに加 え、景気回復の兆しが示される中、投資家の間で価値の保存手段として の貴金属に対する信頼感が低下したため、年間ベースの商品相場は昨 年、5年ぶりに下落。中国の経済成長が鈍化する一方、価格上昇を背景 に鉱物と農産物の生産が増加したことから、シティグループは商品相場 上昇の「スーパーサイクル」は終了したと指摘した。

原題:Lower Commodities Seen by Goldman as Shale Oil Boosts U.S. (1)(抜粋)

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