週末はオフィスに残るな-クレディSもジュニアバンカーに指示

スイス銀行2位クレディ・スイス・ グループは、投資銀行部門のジュニアバンカーに週末は休むよう指示し た。米ウォール街の金融機関の間では、労働条件の改善を目指す動きが 広がりつつある。

クレディ・スイスの投資銀行グローバル責任者ジム・アマイン氏は 行内文書で、米国の投資銀行部門のアナリストとアソシエートに対し、 現在進行中の案件に関わっている場合を除き、金曜日の午後6時から日 曜日の午前10時までの間はオフィスを離れるよう通達した。広報担当の ジャック・グローン氏が文書の内容を確認した。

今回の方針変更は、ウォール街で働き始めて間もないバンカーらが 週100時間働き、休みが取れない持久戦を強いられているというイメー ジを和らげる可能性がある。企業の合併・買収(M&A)や新規株式公 開(IPO)が金融危機以前のピークから減少し、米大手金融機関の平 均報酬も減る中で、ゴールドマン・サックス・グループやバンク・オ ブ・アメリカ(BOA)は、労働慣行に関する方針を変更しつつある。

アマイン氏からの文書によれば、クレディ・スイスは、週末に送ら れた電子メールに今後も「遅れずに」返答することをジュニアバンカー らに求めている。進行中の案件に関わっていないチームがオフィスでア ナリストやアソシエートを必要とする場合は、そうした要請について事 前に承認を得ることが可能だ。

アマイン氏は新たな方針について、トップアナリストのアソシエー トへの早期昇格を可能にするプログラムやトレーニングの拡充を含む 「ジュニアバンカーの技能改善」に向けた取り組みの一環だと説明して いる。

アナリストは大学新卒者である場合が多く、アソシエートは通常、 入社後2年程度の経験を持つか、ビジネススクールを終了している。ア ナリストのジュニアバンカーの肩書が、投資家に株式を勧める調査分析 専門のアナリストに用いられることはない。

ゴールドマン・サックスは昨年、週末の仕事を「重要性の高い顧客 のための活動」に限定する一方、仕事の集中を避けるためにアナリスト の採用を増やす方針を明らかにした。

原題:Credit Suisse Tells Junior Bankers to Avoid Office on Saturdays(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE