ゴールドマンの幹部ボーナスのハードル低過ぎ-投資家も不満

米ゴールドマン・サックス・グルー プの株主は同社の利益率について、ロイド・ブランクファイン最高経営 責任者(CEO)ら経営幹部に長期ボーナスが支払われる条件となって いる水準よりも高い目標の設定を望んでいる。

ゴールドマンの2013年の利益率は、4年連続で金融危機前の10年を 下回る見込み。株主は大手投資銀行の中で唯一、利益率目標を明示して いないゴールドマンが目標を示すことを待望している。取締役会が幹部 に長期ボーナスを支払う条件とする株主資本利益率(ROE)は10%だ が、この水準では向上心がかきたてられないとブランクファインCEO 自身ですら認めている。

利益率目標の明示がなくてもゴールドマンの株価はこの2年で倍近 くに上昇しているが、過去7回の決算電話会議やプレゼンテーションの うち6回で、アナリストや投資家は目標について尋ねている。この質問 が最後に寄せられたのは昨年7-9月(第3四半期)の業績発表後で、 同四半期はトレーディング収入が世界の9大投資銀行中で最も減少して いた。

バークレイズのアナリスト、ロジャー・フリーマン氏は、ゴールド マンが利益率目標を示すのは「時間の問題だ。環境が迅速に改善しない 限り、現状を大きく上回る水準での目標設定という難しい状況に追い込 まれるだろう」と述べた。

ゴールドマンのROEは金融危機前には30%を超えることもあった が、ここ3年は10%到達にも苦戦している。それでも、これより高い水 準を目指すよう投資家は望んでいると、ファー・ミラー・アンド・ワシ ントンのアナリスト、キース・デービス氏は語る。10%の目標を示せば 「ネガティブに受け取られることはほぼ確実だ」と同氏は述べた。

1999年の新規株式公開(IPO)から2007年まで、ゴールドマンは 有形株主資本に対する利益率20%を公の長期目標としていた。これは07 年の時点で、ROE約17%に相当していた。ゴールドマンは当時の9年 間のうち7年で、目標を達成している。最高だった06年は有形資本に対 する利益率が40%で、ROEは33%だった。

原題:Goldman 10% Return Tied to Blankfein Pay Too Low for Investors(抜粋)

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