マルハニチロ傘下アクリ:夕張工場で一部非正規社員を自宅待機

マルハニチロホールディングスの子 会社アクリフーズでは、北海道の夕張工場で連休明けから非正規雇用の 従業員の一部を交代で自宅待機させることになった。同社の群馬工場が 製造した冷凍食品から、基準値を大幅に上回る農薬が検出された問題を 受けて、同社製品の需要が減っているため。

アクリフーズの広報担当、長岡美月氏によると、夕張工場では 約240人が働いており、正規社員の約50人を除き、準社員の約170人と派 遣社員の約20人のうち、約60人を14日から交代で自宅待機させる。群馬 工場はすでに操業停止中であり、夕張工場の減産規模は連休明けになら ないと分からないという。同社では国内に群馬と夕張に工場がある。

マルハニチロHDとアクリフーズは昨年12月29日、アクリフーズの 群馬工場が生産した冷凍食品からマラチオンと呼ばれる農薬が検出され たと発表。群馬県衛生食品課の担当者によると、最大で基準値の260万 倍のマラチオンが検出されたという。この農薬は製造工程では使用され ておらず、群馬県警が混入の経緯を捜査している。

共同通信によると、厚生労働省の調査で、嘔吐や腹痛などの健康被 害の疑いがあるとして各自治体が公表した事例が11日午後5時現在 で2040件、2466人に上った。また、12日付の日本経済新聞は、夕張工場 の減産規模を約3割と報じた。

11日付の同社発表資料によると、回収対象商品数640万パックのう ち、10日現在で52%をすでに回収済み。商品の返送方法や対象商品など に関する顧客からの問い合わせは、昨年12月29日から10日までに約90万 件に達した。

マルハニチロHDの株価は、発表直前の営業日に当たる昨年12月27 日から10日までに4.8%下落し、10日終値は179円。

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