米雇用統計:雇用者増が予想を大きく下回る-失業率6.7%

昨年12月の米雇用者数は約3年ぶり の低い伸びとなった。

米労働省が発表した12月の雇用統計によると、非農業部門雇用者数 (事業所調査、季節調整済み)は前月比7万4000人の増加。ブルームバ ーグ・ニュースがまとめたエコノミストの予想中央値は19万7000人増だ った。前月は24万1000人増(速報値20万3000人増)に上方修正された。

家計調査に基づく失業率は08年10月以来の低水準となる6.7%に低 下した。労働参加率の低下が影響した。

JPモルガン・チェースの米国担当チーフエコノミスト、マイケ ル・フェロリ氏は「回復は一直線にはいかないということがあらためて 示された」と述べ、「天候が大きく影響したとは言え、それでも労働市 場は非常に軟調だ」と続けた。

市場予想では失業率は前月と同じ7%だった。労働参加率は62.8% で、1978年以降での最低を記録した10月に並んだ。

失業率低下に伴い、この先コミュニケーションが米連邦公開市場委 員会(FOMC)にとって課題となる。FOMCは先月の会合後に発表 した声明で、「失業率が6.5%を下回った後もしばらくはフェデラルフ ァンド(FF)金利誘導目標を現在のレンジで据え置くことが適切であ ろうと想定している」と記述している。

「目安再考は確実」

ファースト・トラスト・ポートフォリオズ(イリノイ州)の副チー フエコノミスト、ロバート・ステイン氏は「米当局が6.5%の目安を維 持するかどうか再考を迫られるのは確実だ」と指摘。「当局が事実上の ゼロ金利政策を可能な限り長期化させる意図があるなら、『しばらく』 という文言を前回の声明に盛り込んだことは良かった」と述べた。

悪天候の影響で就業不能となった労働者は27万3000人で、12月とし ては1977年以降で最悪だった。気象データ提供会社プラナリティクスに よると、先月は12月としては09年以降最も寒く、降雪量は平年より21% 多かった。

教育・医療関連の雇用者数は前月比変わらず。建設部門の雇用者数 は減少した。

民間部門の雇用者数は8万7000人増。前月の22万6000人増から大き く減速した。ブルームバーグがまとめた予想中央値は20万人増だった。

製造業部門の雇用者は9000人増と、前月の3万1000人増から減速し た。市場予想では1万5000人増が見込まれていた。

平均時給は前月比0.1%増の24.17ドル。前年比では1.8%増加し た。平均労働時間は週34.4時間で、前月から6分縮小された。

い。

原題:Payrolls Rise Less Than Forecast; U.S. Jobless Rate at

6.7% (3)(抜粋)

--取材協力:Kristy Scheuble. Editor: Vince Golle

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