ゴールドマンを信じるな、新興市場は買い-好成績のスカーゲン

過去10年のファンド運用成績がゴー ルドマン・サックス・グループやJPモルガン・チェースに優っている ノルウェーの運用会社スカーゲンは顧客に対し、ウォール街の大手金融 機関の助言を聞かず、新興市場資産を購入することを勧めている。

創業者で500億ノルウェー・クローネ(約8500億円)規模の新興市 場ファンド「コンティキA」を運用するクリストファー・ステンスルッ ド氏は、中東とアジア、アフリカでの一連の選挙が政治的安定につなが り相場の追い風となる公算があると指摘する。

同氏はインタビューで、「この1月からインド、インドネシア、タ イ、南アフリカ共和国で一連の選挙が始まる」と述べ、「過去1年の社 会不安を考えると南アは興味深い。法制改革に注力する政策変更や、政 権交代もあるかもしれない」と話した。

コンティキAの過去10年の運用成績は年率プラス15%でブルームバ ーグがデータを集計する1116ファンドの中で5位。スカーゲンによれ ば、過去1年の成績はプラス5.5%。

同期間に指標のMSCI新興市場指数は6.7%下落。ゴールドマン など大手金融機関の一部は、米金融当局による緩和縮小見通しに端を発 した昨年の新興市場資産売りが今年も続くと予想している。ゴールドマ ンは先月、新興市場株・債券・通貨の向こう10年の投資収益について、 「大幅なアンダーパフォーマンス」を予想し、推奨比率を6%と9%か ら引き下げた。成長を促す経済改革の欠如を理由に挙げている。

一方ステンスルッド氏は、新興市場の消費者が生活水準の向上に関 連した投資を続けることから、新興市場が平均並みを上回る投資リター ンを生む潜在力は依然として大きいとみている。

原題:Ignore Wall Street Is Skagen’s Advice With Emerging Markets Bet(抜粋)

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