ブラジル、アマゾン縦断大豆輸送ルート整備-対米リード拡大

ブラジルは昨年、世界最大の大豆輸 出国となった。しかし、大豆を輸送するトラックが利用する道路の補修 は進んでおらず、最長3カ月に及んでいる船舶への荷積みの遅れも解消 されていない。

ブラジルは、アマゾンの森林地帯を通り内陸部の大豆農場とパナマ 運河を結ぶルートを整備し、大豆輸出で米国に対するリードを広げよう としている。大豆はパナマ運河からアジア各国へと輸出される。米ブン ゲやカーギルなど農産物取引企業はこのプロジェクトに総額25億ドル (約2600億円)を投じている。大半はアマゾン川と支流沿岸の桟橋やは しけ、ターミナルの新設に充てられる。

このプロジェクトにより、ブラジル最大の大豆と穀物の輸出ルート が構築される見通しだ。大西洋とインド洋を通る代わりに太平洋を横断 すれば、船舶は航行日数を2日間短縮することができる。この結果、シ カゴ大豆先物相場の下落につながる可能性がある。大豆は中国での需要 が強い。

農業調査会社アグリソース(シカゴ)のダン・バス社長は電話イン タビューで、「世界では大豆は不足していないが、物流施設が不足して いる」と指摘。アジア市場への大豆輸送が迅速化されれば、米国での供 給不足への「懸念が緩和され」、シカゴ大豆相場が圧迫される可能性が あるとの見方を示した。

原題:Amazon Soy Route Seen Extending Brazil Lead on U.S.: Commodities(抜粋)

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