世界最大の政府系ファンド、運用対象拡大の承認獲得が濃厚に

リターン目標の達成に苦しむ世界最 大の政府系ファンド(SWF)、ノルウェーの「政府年金基金グローバ ル」(運用資産8200億ドル=約86兆円)は、運用対象とする資産クラス 拡大について承認が得られる可能性が高まっている。

ソルベルグ首相は8日、首都オスロでのインタビューで、政府とし て基金のリターンを高める手段を検討しており、パイプラインや道路な どインフラへの投資がふさわしいと語った。

10月に政権を発足させた保守党のソルベルグ首相は基金の運用方法 見直しに着手している。原油や天然ガス収入を運用するこの基金は、金 融市場混乱の影響もあって過去10年は4%のリターン目標を達成できて いない。

同首相はインフラへの運用対象拡大が「今後協議される」とした上 で、「最も重要なことは投資の安全性だ。大きなリスクテークを行わず 保守的な運用を心掛けるべきだ」と述べた。

これまでのところ政府は新興市場やクリーンエネルギー分野での重 点強化を提案。運用見直しに関する白書を今春提出する。現在の運用比 率の目安は株式60%、債券35%、不動産5%となっている。

原題:World’s Biggest Wealth Fund Sees Backing to Expand Mandate (1)(抜粋)

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