商品投資のリターン、4年ぶり高水準に上昇か-ハーミーズ

英ハーミーズ・ファンド・マネジャ ーズは、今年の商品投資のリターンが2010年以降で最高となり、来年は さらに上昇するとの見通しを示した。世界経済が力強さを増すためと説 明している。

ハーミーズは9日発表したリポートで、商品24品目で構成するS& P・GSCIトータルリターン指数が今年は2.7%、来年は6.7%、それ ぞれ上昇すると予想。金相場には引き続き下押し圧力がかかるものの、 プラチナとパラジウムについては「投資妙味があるようだ」とし、粗糖 についても今年後半に反発するとの見通しを示した。

米シティグループは、供給が需要に追い付いたため商品相場上昇の 「スーパーサイクル」は終了したとの見方を示している。一方、ブルー ムバーグが集計したエコノミスト調査によると、世界の経済成長率は今 年2.8%と、昨年の2%から加速すると予想されている。自動車の触媒 コンバータ(浄化装置)用プラチナ消費で最大の割合を占めるユーロ圏 はリセッション(景気後退)を抜け出すとみられ、銅や大豆などの最大 の消費国である中国の成長率は米国の約3倍に達すると予測されてい る。

商品17億ドル(約1800億円)相当の運用を手掛けるハーミーズのス トラテジスト、ジェーソン・レジョンバーン氏(ロンドン在勤)は「世 界の成長率と商品需要には強い関連性があるため、商品市場は回復する だろう」と指摘。「トレンドを上回る先進国のGDP(国内総生産)の 伸びを将来の商品投資リターンの指標として見れば、2014年のリターン は2.7%程度になると予想される」と述べた。

原題:Hermes Sees Commodities Returning Most in Four Years on Growth(抜粋)

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