米大統領にファストトラック付与の法案、議会指導者が提出

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米通商政策を管轄する上下両院の指 導者は9日、オバマ大統領に貿易促進(ファストトラック)権限を付与 する法案を提出した。大統領は環太平洋連携協定(TPP)などの通商 協定成立のために同権限の復活を求めていた。

キャンプ下院歳入委員長(共和、ミシガン州)と上院財政委員会の 指導者らは、政府が締結する通商協定について議会に一括・無修正の承 認を求めるファストトラック権限に関する法案を共同提出した。

キャンプ委員長らと共に法案の共同提案者となっているボーカス上 院財政委員長(民主、モンタナ州)は声明で、「通商協定の適切な締結 を確実にするものだ」とし、「議会の優先事項が何であるのかを政権と 貿易相手に伝える好機だ」とコメントした。

米国はTPPや欧州連合(EU)との自由貿易協定(FTA)など の取りまとめに向けた交渉を行っている。ファストトラック権限は2007 年に失効した。

今回のボーカス・キャンプ法案には労働と環境保護に関する最新規 定のほか、サイバー空間での知的財産保護や、貿易相手国による為替操 作防止を目指す条項などが盛り込まれた。

しかし下院歳入委員会の民主党幹部であるレビン議員(ミシガン 州)はこの日、記者団に対して「あらゆる段階で議会の関与を極めて大 幅に増やす必要がある」と述べ、別の法案を準備していることを明らか にした。

ベイナー下院議長(共和、オハイオ州)は「超党派の支持がなけれ ば法案は通らないことを大統領にはっきりと伝えた」と述べた。

原題:Congressional Deal Reached on Obama Trade-Negotiating Powers (1)(抜粋)

--取材協力:Kristin Jensen、Laura Curtis. Editors: Steve Geimann, Jon Morgan

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