米カンザスシティー連銀総裁:時間軸が利上げを遅らせる恐れ

米カンザスシティー連銀のジョージ 総裁は9日、米政策金利が低過ぎる水準に過度に長く据え置かれる可能 性があるとの懸念を表明した。

ジョージ総裁はウィスコンシン州マディソンでの講演後の記者団と の質疑応答で、「われわれが金利を動かすまで時間がかかり過ぎるので はないかと懸念している」と発言した。同総裁は昨年の8回の政策決定 会合のうち7回で前例のない金融刺激策に反対した。今年は連邦公開市 場委員会(FOMC)の投票権を持たない。

FOMCは昨年12月18日の声明で、「失業率が6.5%を下回った後 もしばらくは」政策金利をゼロ近辺にとどめるだろうとの方針を示し た。同会合では債券購入額が月850億ドル(約8兆9100億円)から750億 ドルに100億ドル縮小された。

ジョージ総裁は12月会合の決定を支持するとしながらも、政策金利 に関して約束した文言に不満があると述べ、「われわれがフォワードガ イダンス(時間軸政策)と呼ぶ将来の金利に関する言及については私は 非常に慎重だ。なぜなら経済がどのように推移するかを見る必要があ り、決定に時間がかかり過ぎてはならないからだ」と説明した。

同総裁は12月のFOMCで決定を支持した理由について、債券購入 の縮小開始に賛成するという意味合いだとし、現在の政策は過度に刺激 的だと依然懸念していると述べた。

同総裁は講演で、「現行プログラムの下で、縮小はされたもののさ らなる資産購入が行われ、低金利が長期間続くなど、金融政策はしばら くの間極めて緩和的であり続ける公算が大きい」と述べた上で、「これ ら未検証の政策の潜在的なコストや影響について引き続き懸念してい る」と表明した。

原題:George Concerned Fed Guidance Commits to Low Rates for Too Long(抜粋)

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