ユーロ圏潜在成長率、今後10年で1%に半減も-欧州委報告書

欧州連合(EU)の行政執行機関で ある欧州委員会は9日、ユーロ圏に関する四半期報告書を発表し、各国 政府が政策を変えない限り、今後10年間の域内潜在成長率は債務危機前 の10年間と比べてほぼ半減するとの見通しを示した。

欧州委によると、域内の国内総生産(GDP)潜在成長率は今後10 年間で年率1%を若干上回る水準に低下し、生活水準は米国に遅れを取 り、その格差は1960年代以降で最大になるとみられている。米国の GDP潜在成長率は今後10年間で2.5%と予想されている。

欧州委のマルコ・ブティ経済部長は報告書の序文で、「ユーロ圏の 中期見通しは、必要以上の楽観をもたらす根拠にはならない」と述べ た。

報告書では「改革がなければ、ユーロ圏の中長期潜在成長率の伸び が過去と比べて弱くなり、引き続き米国との生活水準に差が出ることは 避けられないだろう」と記述した。

原題:Euro-Area Potential Growth Seen Halving to 1% Over Next Decade(抜粋)

--取材協力:James G. Neuger. Editors: Patrick Henry, Jones Hayden

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE