JPモルガン減益、ウェルズ最高益更新か-6行は7年ぶり好調

米銀上位6行は昨年、違法行為や投 資家を欺いた疑惑をめぐる訴訟・調査に対処する費用として、180億ド ル(約1兆8900億円)余りの資金を準備せざるを得なかった。それにも かかわらず、6行の利益の合計額は2006年以来の水準に急増したもよう だ。

ブルームバーグのまとめによれば、株価上昇とコスト削減、不良債 権の減少に支えられて、6行の昨年の純利益の合計額は前年比21%増 の741億ドルに達したとアナリストは分析している。米住宅バブルがピ ークだった06年の846億ドルを除けば、過去最高の水準だ。

ウォール街主要銀行の昨年10-12月(第4四半期)の決算発表が14 日から始まるが、これらの金融機関は、顧客の疑わしい活動に目をつぶ ったり、市場を不正に操作したり、住宅ローン担保証券(RMBS)の 買い手を欺いたりしたという新たな疑惑への対応を迫られている。

過去1年に発表した米当局および民間との和解額が230億ドルを上 回るJPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモン最高経営責任者 (CEO)は、訴訟費用の高止まりが続くとの見通しを示している。バ ークレイズのアナリスト、ジェーソン・ゴールドバーグ氏(ニューヨー ク在勤)は「訴訟関連のコストは13年の業績に著しく影響し、当面は高 水準で推移すると予想される。銀行は14年の負担を軽くするため、昨 年10-12月決算で多くを処理しようとするだろう」と指摘する。

米銀6行で最初に公表される最大手JPモルガンと4位のウェル ズ・ファーゴの決算が、米当局の厳しい監視の目がウォール街に与える 影響の度合いを示すことになりそうだ。アナリスト見通しによると、リ テールバンキング(小口金融業務)と住宅金融に最も依存するウェル ズ・ファーゴの昨年10-12月の純利益は、4.1%増の53億ドルとなる見 込み。13年の通期利益は約210億ドルと5年連続で過去最高を記録 し、09年以来で初めてJPモルガンを上回ると予想されている。

一方、JPモルガンは10-12月の純利益が14%減の49億ドル、通期 も21%減の169億ドルにとどまり、3年続いた過去最高益の記録は更新 できない見通しだ。

原題:Big Six U.S. Banks’ Record 2013 Profit Thwarted by Legal Costs(抜粋)

--取材協力:Donal Griffin、Dakin Campbell、Laura Marcinek. Editors: David Scheer, Robert Friedman

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