ブラックロック、NY州司法長官が問題視のアナリスト調査終了

世界最大の資産運用会社、米ブラッ クロックはニューヨーク州のシュナイダーマン司法長官が問題視したア ナリスト調査プログラムを終了することで合意した。同長官は調査に基 づき、このプログラムが非公開情報を利用する取引執行のよりどころに なっていたと結論付けた。

8日の和解合意によれば、ブラックロックが世界的に利用をやめる ことを決めた同プログラムは、同社が2009年に買収したバークレイズ・ グローバル・インベスターズの組織内にあった投資グループ、サイエン ティフィック・アクティブ・エクイティーズ(SAE)が開発した。

資産運用会社に対しては、当局が監視を強めている。インサイダー 取引に絡む捜査や、業界各社の規模が金融市場にシステミックリスクを もたらさないか検証する動きを受けたものだ。米金融安定監視評議会 (FSOC)は、ブラックロックのような大手を含む銀行以外の金融機 関が連邦準備制度理事会(FRB)の監督を必要とするかどうか検討中 だ。今回の合意によると、ブラックロックはその規模をてこにアナリス トが同社調査に応じるのを確実にした。

また、シュナイダーマン長官の調べによって、同調査プログラムが その設計上において「既に発表済みのアナリストの見方以上の内容の把 握が可能で、これにはアナリストが公表していない所感が含まれている ため、将来のアナリストリポートに対する市場の反応に先んじて取引に 利用することが可能だった」と判明したという。

合意によると、ブラックロックの行為はニューヨーク州司法長官に 金融詐欺を標的とする幅広い権限を与える同州のマーチン法に違反す る。ブラックロックは同州に調査費用として40万ドル(約4200万円)を 支払う和解合意に達した。合意書の写しによれば、同社は司法長官の調 査結果について否定も肯定もしていない。

原題:BlackRock Traded Using Nonpublic Data, New York Probe Finds (2)(抜粋)

--取材協力:Christie Smythe. Editors: Michael Hytha, 笠原文彦

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