きょうの国内市況(1月9日):株式、債券、為替市場

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●日本株は反落、急騰反動とSQ控え売り-内需中心、米統計待ちも

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東京株式相場は反落。前日急騰の反動売りに押されたほか、あすの 株価指数オプションの特別清算値(SQ)算出を前に、先物に持ち高整 理の売りが出た。銀行や不動産、食料品、小売など内需関連株中心に幅 広く売られ、鉄鋼、石油株も安い。週末に米国の重要統計の発表を控 え、買い見送りムードも強かった。

TOPIXの終値は前日比9.48ポイント(0.7%)安の1296.75、日 経平均株価は241円12銭(1.5%)安の1万5880円33銭。

三井住友トラスト・アセットマネジメントの三澤淳一執行役員は、 民間雇用など「きのうの米国のニュースフローはポジティブだったが、 為替にはストレートに影響していない。きのう上昇しただけに、短期の 相場リズムとして反動が出た」と見ていた。10日に発表される米雇用統 計については、「量的金融緩和縮小ペースや金利上昇スピードに微妙に 影響してくる可能性がある」と言う。

東証1部の売買高は30億2058万株、売買代金は2兆5448億円。値上 がり銘柄数は595、値下がりは1025。東証1部33業種は30業種が安く、 海運、保険、医薬品の3業種のみ上昇。下落率上位は石油・石炭製品、 食料品、不動産、その他製品、その他金融、鉄鋼、繊維、パルプ・紙な どだった。

売買代金上位では、前日急伸の任天堂が反落。三菱UFJフィナン シャル・グループやJT、コマツ、JFEホールディングスなども下げ た。デジタルカメラ鈍化を背景にした利益低調観測のキヤノンも安い。 先物の影響を受けやすい日経平均構成ウエート上位のファーストリテイ リング、ファナック、KDDIの下げも目立った。

●債券は反発、株安受け買い優勢-10年物価連動債入札は強めの結果

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債券相場は反発。前日の米国債相場の下落を受けて売りが先行した が、その後は国内株価の反落を背景に買いが優勢となった。きょう実施 の10年物価連動債入札は市場予想を上回る強めの結果だった。

東京先物市場で中心限月の3月物は前日比3銭安の143円70銭で開 始し、直後に143円65銭まで下落した。その後は株安を受けて水準を切 り上げ、一時は143円80銭まで上昇した。午後は前日の終値付近でもみ 合いとなり、結局は5銭高の143円78銭で引けた。

ドイツ証券の山下周チーフ金利ストラテジストは、「入札は強めの 結果になったという印象。発行量がまだ少なくて規模も小さいので、強 めになりやすいという部分もあると思う」と分析した。債券相場につい ては、「入札が終わって安心感というのは多少あると思う。ただ、あす 米雇用統計発表があるので、あまり上を追って買っていくというわけで はないと思う」と話した。

この日に行われた表面利率0.1%の10年物価連動債(17回債)の入 札結果によると、最低落札価格は105円90銭となり、事前予想を25銭上 回った。応札倍率は2.87倍と5年ぶりに再開となった昨年10月8日実施 の前回入札の3.74倍から低下した。

●ドル・円は104円台後半、株安で円安一服感も-米雇用統計に注目

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東京外国為替市場では、ドル・円相場は1ドル=104円台後半で推 移した。株価の下落が円買い要因となる一方、あすに米雇用統計を控え てドル売りの動きも限られた。

この日のドル・円は前日の終値104円86銭を挟んで上下する展開。 前日のニューヨーク市場ではADP雇用統計の内容が予想を上回ったこ となどを背景に105円台までドル買いが進まれる場面があったが、その 後のドルの上昇は限定的だった。

SMBC日興証券の嶋津洋樹シニアマーケットエコノミストは、相 場展開について、「米雇用統計前なので、きょうは動きづらい」と述べ た上で、米雇用情勢が良好となれば米量的緩和の縮小加速が意識され、 来週初めにかけてリスク回避的な動きが広がる可能性があると分析。雇 用者数の増加幅が市場予想を下回っても「15万人程度までなら、為替相 場には大きな影響は生じないのではないか」とも話した。

ユーロ・ドル相場は前日のニューヨーク市場で一時、1カ月ぶりの ドル高・ユーロ安水準となる1ユーロ=1.3554ドルを付けた。この日の 取引では午後3時48分現在、1.3589ドル前後で推移している。ユーロ・ 円相場は1ユーロ=142円51銭前後での取引となっている。

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