英中銀:政策金利を過去最低に据え置き-資産購入枠も現状維持

イングランド銀行(英中央銀行)は 9日の金融政策委員会(MPC)で、政策金利であるレポ金利を過去最 低の0.5%に据え置くことを決めた。

ブルームバーグ・ニュースが実施したエコノミスト調査でも、金利 維持を50人全員が見込んでいた。MPCは資産買い取りプログラムの規 模を3750億ポンド(約64兆8000億円)で維持した。これもエコノミス ト38人を対象にした調査で全員が予想した通りだった。

英国経済は力強さを増しており、カーニー総裁が昨年打ち出したフ ォワードガイダンス(時間軸政策)にゆがみが生じつつある可能性があ る。同国は昨年7-9月(第3四半期)に2010年以来の高成長となり、 ゴールドマン・サックス・グループによれば、これは英中銀が政策金利 見直しの目安とする失業率7%への低下が、中銀の想定より早い6月に も実現する可能性を意味する。

失業率の目安変更といったガイダンス修正となれば、金利を低水準 に抑えることで英経済の回復を支援することを狙ったプログラムの信頼 性が損なわれるリスクがある。

インベステック・セキュリティーズのロンドン在勤エコノミスト、 フィリップ・ショー氏は政策発表前、「過去数カ月にわたり早期利上げ のリスクが高まった」とし、「年内に何らかの措置が講じられる可能性 はあるが、現時点では回復促進に向けてガイダンスを活用することが引 き続き焦点となっている公算が大きい」と語った。

原題:Carney Guidance Strained as BOE Keeps Key Rate at Record Low (1)(抜粋)

--取材協力:Mark Evans、Jennifer Ryan. Editors: Fergal O’Brien, Andrew Atkinson

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