マンハッタン集合住宅賃料、12月は下落-条件面の譲歩増加

米ニューヨーク市マンハッタン地区 の集合住宅賃料は昨年12月に4カ月連続で下落し、所有者が条件面で譲 歩した賃貸契約の割合はほぼ3年ぶり高水準に達した。活況を呈してい る売買市場に借り手が流れていることが背景にある。

ニューヨークの不動産鑑定会社ミラー・サミュエルとブローカーの ダグラス・エリマン・リアル・エステートが9日発表したリポートによ ると、12月の賃貸料の中央値は月額3100ドル(約32万5000円)と、前年 同月比で1.6%低下。1カ月のフリーレントといったインセンティブが 盛り込まれた新規賃貸契約の割合は13%と、前年同月の4.3%を上回 り、2011年3月以降で最高となった。

ミラー・サミュエルのジョナサン・ミラー社長はインタビューで、 「賃貸市場はやや冷え込みつつある」と指摘。「市場の弱さが示唆され ているのではなく、ここ2年のフロス(泡)的状態が終わっただけだ」 と述べた。

マンハッタン集合住宅の12月の空室率は2.79%。前年同月の1.77% から上昇し、06年8月の統計開始後2番目の高水準を記録した。新規の 賃貸契約件数は27%減の2109件と、11年9月以来の低さ。

原題:Manhattan Apartment Rents Decline as Landlords Offer More Breaks(抜粋)

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