【個別銘柄】キヤノンや日電硝安い、ソニー上昇、エフテク下落率1位

きょうの日本株市場で、株価変動材 料があった銘柄の終値は以下の通り。

キヤノン(7751):前日比2%安の3265円。2013年12月期の連結営 業利益は前の期比ほぼ横ばいの3200億円程度になったもよう、と9日付 の日本経済新聞朝刊が報じた。従来予想は3600億円。スマートフォン (スマホ)普及や海外需要鈍化で想定以上にデジタルカメラの販売が落 ち込んだという。

日本電気硝子(5214):3.3%安の533円。シティ・グループ証券が 投資判断を「中立」から「売り」に、目標株価を560円から490円に引き 下げた。8日付リポートで、LCDガラス需要減速や、既存拠点の生産 性改善や新工場稼働で積み上がった過剰在庫を背景に、台湾パネル向け を引き金にした価格競争が再燃すると予想。14年3月期の営業利益予想 を200億円から180億円(会社計画190億-220億円)、来期を160億円か ら90億円にそれぞれ減額した。

ソニー(6758):3.8%高の1894円。平井一夫社長がスマホ事業で 中国や米国市場に本格進出し、2年後に世界の年間販売台数を2倍に増 やす目標を示した、と9日付の日経新聞朝刊が報じた。15年度には8000 万台超を目指す考えという。また、新型ゲーム機「プレイステーション (PS)4」について、13年度の販売目標500万台が上振れするのは確 実で、計画の上方修正を視野に入れる、とも同紙は伝えた。

東芝(6502):3.3%高の471円。トルコで地熱発電所向けのタービ ン、発電機、復水器など発電設備一式を受注した、と8日に発表。10月 から順次納入する予定という。また、米音響機器メーカーのスカルキャ ンディーと戦略提携を同日発表。東芝はスカルキャンディーの商標ライ センス供与を受け、消費者向けラップトップ製品を中国を除く全世界で 販売。また、スカルキャンディーは東芝製品のオーディオ強化で専門的 なサービスを提供する。

富士フイルムホールディングス(4901):3.9%高の3085円。政府 は、インフルエンザの治療薬が効きにくい耐性ウイルスが各国で相次い で確認されていることを受けて、耐性ウイルスに効果がある新薬「T― 705」を備蓄する方針を固めた、と9日付の読売新聞朝刊が報じた。 T―705は今春にも製造販売が承認される見通しとしている。同薬 は、富士フイルムの子会社である富山化学工業が開発した。

エフテック(7212):9.8%安の1518円で終え、東証1部の下落率 トップ。261万株の公募増資と、需給に応じオーバーアロットメントに よる売り出しに伴う第三者割当増資39万株を実施すると8日発表した。 発行済み株式数は最大で24%増えることから、1株利益の希薄化や株式 需給の悪化を警戒した売りが膨らんだ。同社は、ホンダ系の自動車部品 会社で、サスペンションなどを手掛ける。

ミニストップ(9946):2.4%安の1621円。14年2月期の連結純利 益は従来予想を18億円下回り、前期比53%減の9億円になる見通し、と 8日発表した。既存店売上高の不振に加え、閉店による特別損失が計画 を上回ることも響く。13年3-11月期の純利益は前年同期比13%減の19 億5700万円だった。

ダイエー(8263):7.3%安の329円。14年2月期の連結営業損益が 従来予想の10億円の黒字から、60億円の赤字に落ち込む見通し、と8日 発表した。高利益率の衣料品が伸び悩む。前期実績は26億8300万円の赤 字。

宇部興産(4208):2.7%高の228円。ジェフリーズ証券が8日付 で、投資判断を「アンダーパフォーム」から「買い」に、目標株価 を150円から270円に上げた。セメント事業の業績上振れが株価に完全に 織り込まれていない、と英文リポートで指摘。一方、ポリブタジエン (合成ゴム)やカプロラクタム(ナイロン原料)の需給の弱さは過去1 年で織り込まれたとしている。14年3月期営業利益予想を210億円か ら235億円(会社計画260億円)、来期を300億円から365億円に増額し た。

クボタ(6326):2.1%高の1747円。ドイツ証券が8日付で、投資 判断を「ホールド」から「買い」に、目標株価を1530円から2200円に引 き上げた。堅調な機械事業の販売に円安の好影響が加算され、過去最高 益更新に向け順調な進捗(しんちょく)を見せている、と指摘した。

コムチュア(3844):7.6%高の2200円。13年4-12月期の連結営 業利益は7億円強と前年同期比約4割増え、4-12月期としては過去最 高になったもよう、と9日付の日経新聞朝刊が報じた。好採算のクラウ ドシステムが好調だったほか、自動車大手からの大型案件の受注も寄与 したという。

ニッピ(7932):ストップ高に当たる150円(18%)高の982円。京 都大学iPS細胞研究所の研究グループは、味の素(2802)やニッピな どと共同で、細胞移植などの臨床応用に適したiPS細胞の培養法を開 発した、と9日付の日刊工業新聞が報じた。成果は8日、英誌サイエン ティフィック・リポーツに掲載されたという。味の素は0.1%安の1479 円で終えた。

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