中国生産者物価、90年代以来の長期低下局面-景気軟化の兆候も

中国の生産者物価指数(PPI)は 昨年12月も前年同月比で低下し、1990年代以降で最長の低下局面となっ た。このところ発表される中国の経済指標は、景気の勢いが先月弱まっ たことを示唆するものが多くなっている。

国家統計局が9日発表した12月のPPIは前年同月比1.4%低下 し、1年10カ月連続の前年割れとなった。同月の消費者物価指数( CPI)は同2.5%上昇で、ブルームバーグ・ニュースがまとめた市場 予想中央値の2.7%上昇を下回った。12月は製造業と非製造業の購買担 当者指数(PMI)も低下した。

習近平国家主席率いる指導部は、不良債権増加につながると懸念さ れる信用拡大の抑制に取り組んでおり、こうした中での景気減速は政策 運営を困難にする。景気刺激策を導入すれば過剰なレバレッジの危険性 が大きくなるが、手をこまぬいていれば成長率は当局が「下限」とする 7%近辺に落ち込む可能性が高まる。

みずほセキュリティーズアジアのアジア担当チーフエコノミスト、 沈建光氏(香港在勤)は「生産者物価のデフレ状況は、製造業が依然と して多くの課題に直面していることを意味する」と指摘。製造業は既に 金利上昇に苦しんでおり、さらなる金融引き締めは良い選択ではないだ ろうと述べた。

CPIは2013年通年では2.6%上昇となり、政府目標の3.5%上昇を 下回った。14年については、ブルームバーグがまとめた市場関係者45人 の予想中央値で3.1%上昇の見込み。昨年12月分の市場予想は2.3 -3.3%上昇の範囲だった。

12月のPPIはエコノミスト34人の予想中央値で1.3%低下とみら れていた。PPIは1997-99年以来の長期低下局面となった。

原題:China’s Producer Prices Slide in Sign of Weakness in Economy (1)(抜粋)

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