米JPモルガンの訴追延期合意、連邦地裁が承認-マドフ事件

米連邦地裁は8日、米銀JPモルガ ン・チェースがバーナード・マドフ受刑囚のねずみ講事件に関連して米 当局と交わした訴追延期合意(DPA)を承認した。同行は同受刑囚の 巨額詐欺を察知できる立場にありながらそれを阻止することを怠ったと される問題で、民事・刑事両面で当局と和解するため総額26億ドル (約2700億円)の支払いに同意。DPAにより、一定期間条件を順守す れば起訴は見送られる。

JPモルガンのスティーブン・カトラー法務顧問はこの日、ケビ ン・カステル判事の前で同行を代表して罪状認否を行い、マドフ受刑囚 に関連する銀行秘密法の違反2件について無罪を主張した。カステル判 事はこの件について2016年1月まで訴追を延期した。同行が和解条件を 順守すれば、その時点で訴追請求は取り下げられる。

同判事は「手続きの整合性を守るために義務付けられている司法の 介入は必要ない」との判断を下し、次回の審問を16年1月15日に設定し た。

JPモルガンはマドフ受刑囚が詐欺に利用した同行の口座の管理に 不備があったことを認め、マンハッタン連邦地検のプリート・バララ検 事正とのDPAに至った。同行は政府当局との和解で17億ドル、通貨監 督庁(OCC)との関連案件で3億5000万ドル、民事訴訟の和解で5 億4300万ドルを支払うとしている。

原題:JPMorgan’s Madoff Prosecution Case Is Deferred by U.S. Judge (1)(抜粋)

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