ECB:政策金利を0.25%で据え置き、預金金利ゼロも維持

欧州中央銀行(ECB)は9 日、2014年の初回の政策委員会で過去最低水準にある政策金利の据え置 きを決めた。年内に銀行監督の責務を担うのに先立ち、同中銀は域内銀 行の審査を進める。

ECBはフランクフルトで定例政策委員会を開き、短期金利の調節 手段である短期買いオペ(売り戻し条件付き債券買いオペ=レポ)の最 低応札金利を0.25%で据え置くことを決めた。ブルームバーグ・ニュー スがエコノミスト51人を対象に実施した調査で全員が予想していた通り だった。ECBは中銀預金金利と限界貸出金利もそれぞれゼロと0.75% で据え置いた。

ECBは域内大手銀のバランスシートを査定している。ECBが銀 行監督の責務を担うことに伴い、ドラギ総裁は脆弱(ぜいじゃく)なユ ーロ圏の回復を支えるために必要ならば一段の金融緩和を実施すると同 時に、中銀が供給する流動性が銀行の資本不足を埋めるためにのみ利用 されることがないよう留意する必要がある。

ABNアムロ銀行(アムステルダム)のマクロ経済調査部門責任 者、ニック・コーニス氏は「政策手段は残されているものの、現時点で 緊急にそれを利用する必要性を感じていないことをECBは鮮明にして いる」と述べた。「インフレ率が極めて低い状態が相当期間続くとみら れることを考えると驚きだ」と付け加えた。

ユーロ圏のインフレ率は昨年12月に0.8%となり、ECBが目安と する2%弱の水準を11カ月連続で下回ったが、ドラギ総裁は先月28日付 のドイツ誌シュピーゲルとのインタビューで「直ちに行動する必要があ るとはみていない」と述べていた。

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