カンタスをジャンク級に、ヴァージンとの競争で-ムーディーズ

米ムーディーズ・インベスターズ・ サービスは9日、オーストラリア最大の航空会社、カンタス航空の格付 けをジャンク級(投機的格付け)に引き下げた。カンタスは国内線の競 争が激化する中、2013年7-12月(上期)の赤字が過去最大になるとの 見通しや1000人の削減計画を明らかにしている。

ムーディーズはカンタスの無担保優先債の格付けを「Baa3」か ら「Ba2」に引き下げた。ムーディーズのシニアバイスプレジデン ト、イアン・ルイス氏は、ヴァージン・オーストラリア・ホールディン グスとの競争により、カンタスの「中核の国内事業が大幅に悪化」して いると指摘した。米スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)も昨 年12月、カンタスの信用格付けをジャンク級に引き下げていた。

ルイス氏はヴァージンの行動やカンタスの対応について、「市場の 力関係を構造的にカンタスに不利に動かした」と指摘。「このため、カ ンタスの事業リスクと財務レバレッジは高水準にとどまり、投資適格級 の格付けと矛盾が生じるとみている」と説明した。

原題:Qantas Debt Cut to Junk by Moody’s Amid Virgin Competition (1)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE