米国株:下落、FOMC議事録や雇用増で緩和縮小の加速懸念

8日の米国株は下落。米連邦準備制 度理事会(FRB)が公表した連邦公開市場委員会(FOMC、昨年12 月17-18日開催)議事録の内容と朝方発表された予想以上の民間雇用増 を受けて、緩和策縮小のペースが加速する可能性があるとの見方が強ま った。

簡易ブログのツイッターは3日続落。この日はアナリストの投資判 断引き下げが影響した。自動車のフォード・モーターは上昇。アラン・ ムラリー最高経営責任者(CEO)は年内は同社にとどまる計画だと し、ソフトウエア最大手の米マイクロソフトに転出する考えはないと述 べた。半導体のマイクロン・テクノロジーも高い。四半期決算が好感さ れた。

S&P500種株価指数は前日比0.1%未満下げて1837.49。ダウ工業 株30種平均は68.20ドル(0.4%)下げて16462.74ドル。

コモンウェルス・フィナンシャル・ネットワーク(マサチューセッ ツ州ウォルサム)の最高投資責任者(CIO)、ブラッド・マクミラン 氏は電話取材に対し、「議事録からは、景気刺激を早めに引き揚げる方 向に傾いているように見受けられる」と述べ、「緩和策は漸進的に縮小 する必要があるとのコンセンサスがかなり広く形成されているようだ」 と述べた。

FOMC議事録

FOMC議事録によれば、政策当局者らは債券購入プログラムにつ いて、経済への効果が低下しつつあるとの認識を示した。今回の議事録 では購入縮小の具体的なスケジュールについては触れていないが、数人 の当局者は「より確定的な道筋」の必要性を指摘した。

議事録では「参加者の過半数は、購入が継続する中で、購入に伴う 限界的な効果は低下しつつある可能性が高いと判断した」と記した。同 時に参加者は、「金融安定へのリスクから生じる、追加資産購入に伴う 限界的なコストへの懸念を表明した」と説明した。

FOMCは12月の会合で、債券購入額を毎月850億ドルから750億ド ルに縮小することを決定した。

給与明細書作成代行会社のADPリサーチ・インスティテュートが 発表した給与名簿に基づく集計調査によると、12月の米民間部門の雇用 者数は前月比23万8000人増加した。ブルームバーグがまとめたエコノミ ストの予想中央値は20万人の増加だった。労働省は10日に先月の雇用統 計を発表する。

ウィルミントン・トラストの投資アドバイザリー部門の資産配分デ ィレクター、キャム・オルブライト氏は、「問題は雇用が大きく伸びた 場合、緩和策の縮小ペースが加速されるかどうかだ」と述べた。

シカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティ指数( VIX)はこの日0.4%低下して12.87だった。

ツイッターが下落

ツイッターは3.5%安。キャンター・フィッツジェラルドのアナリ ストは、同社のバリュエーションは行き過ぎだと述べ、投資判断をホー ルドから売りに引き下げた。

フォードは1%高。ムラリー氏は米AP通信との7日のインタビュ ーで、「マイクロソフトをめぐる観測を終わらせたい。私はフォードに 奉仕する以外に何もするつもりはない」と語った。

マイクロンは9.9%上昇。2013年9-11月(第1四半期)決算では 売上高がアナリスト予想を上回った。売上高は40億4000万ドルと、2倍 以上に拡大した。ブルームバーグがまとめたアナリストの予想平均で は37億2000万ドルが見込まれていた。

原題:U.S. Stocks Fall as Investors Weigh Fed Minutes, Payrolls Report(抜粋)

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