FOMC議事録:債券購入の経済効果減退、金融安定にリスク

米連邦準備制度理事会(FRB)が 8日公表した連邦公開市場委員会(FOMC、昨年12月17-18日開催) の議事録によれば、政策当局者らは債券購入プログラムについて、経済 への効果が低下しつつあるとの認識を示したほか、金融安定へのリスク が生じる恐れがあると懸念を表明した。当局は前回のFOMCで債券購 入の縮小を決定した。

議事録では「参加者の過半数は、購入が継続する中で、購入に伴 う限界的な効果は低下しつつある可能性が高いと判断した」と記した。 同時に参加者は、「金融安定へのリスクから生じる、追加資産購入に伴 う限界的なコストへの懸念を表明した」と説明した。

FOMCは今月28-29日の会合で、債券購入ペースを段階的に減速 させる戦略に沿って次のステップを検討する。今回の議事録では購入縮 小の具体的なスケジュールについては触れていないが、数人の当局者は 「より確定的な道筋」の必要性を指摘した。

議事録では「多くは、これまでの前進は有意義なものであり、一部 当局者は経済が予想通りに成長した場合、労働市場の見通しの大幅な改 善という基準は翌年に満たされる可能性が高いとの認識を示した」と記 された。

ただ同時に、「幾人か」のメンバーは「他の多くの指標は、経済の 進展は労働市場の完全な回復と一致する水準には届いていないことを示 していると指摘したほか、予測された経済成長のペース加速は確実では ない」との認識を示した。

FOMCは12月の会合で、労働市場環境の改善を理由に債券購入額 を毎月850億ドルから750億ドルに縮小することを決定した。

原題:Fed Officials Saw Declining Benefits From QE, Minutes Show (1)(抜粋)

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