コメルツ銀敗訴、シンガポールの賞与訴訟で-ドレスナー関連

旧ドレスナー銀行のシンガポール部 門に在籍していたバンカーらがボーナス支給の約束履行を求めた裁判 で、同国の高等法院は8日、同行を買収したドイツのコメルツ銀行に対 して支払いを命じた。

元バンカー10人は総額950万シンガポール・ドル(約7億8400万 円)のボーナスを受け取る資格があったと主張。ドレスナーに残ったの は当時のシュテファン・イェンチ最高経営責任者(CEO)が2008年8 月の時点で、ボーナス支給は翌年2月に支給されると約束したためだと 説明している。コメルツ側はイェンチ氏にはその権限はなかったとし て、争ってきた。

8日公表された判決では、イェンチ氏には当時、ドレスナーに対し て法的拘束力のある発表を行う権限が明白にあったとの判断が下され た。

コメルツ銀の広報担当、マルガリータ・シール氏は電子メールで、 同行が控訴しない方針を示した上で、「ドレスナーが08年の投資銀行業 務で大規模な損失を出したことを考慮すれば、同年の従業員向け裁量的 ボーナスを減額したのは正当だったとコメルツ銀行は引き続き確信して いる」と続けた。

09年1月にコメルツ銀に買収されたドレスナーは同年2月、従業員 ボーナスを9割削減した。これをめぐる訴訟が続出し、ドイツと日本、 イタリアの裁判所がこれまでに、コメルツ側の主張を認める判断を下し ているが、英国の裁判所は昨年、元ドレスナーのバンカー104人に 約5000万ユーロ(約71億円)を支払うようコメルツ銀に命じた。

原題:Commerzbank Loses Singapore Bonus Suit With Dresdner Bankers (1)(抜粋)

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