産金業界M&A総額、10年ぶり低水準から回復か-金下落で

産金業界のM&A(合併・買収)総 額が今年、約10年ぶりの低水準から回復するとの見方が、投資バンカー の間で広がっている。金相場下落により割安となっている資産を各社が M&Aの対象として検討しているためだ。

ブルームバーグが集計したデータによると、産金会社は簿価と比較 して少なくとも過去20年で最も割安な水準に近づいている。英バークレ イズの世界金属・鉱業担当の共同責任者、ポール・ナイト氏は6日の電 話インタビューで、産金会社は一方で、収益性の低い鉱山の売却または 縮小による減産分の一部を補おうとするとの見通しを示した。

ナイト氏は「ポートフォリオを最適化した大手産金会社は中小企業 の一部を見て『売却した資産よりも潜在的に優良な資産を買収し、減産 の影響を緩和するチャンスだ』と考えている」と指摘する。

ブルームバーグが集計したデータによれば、産金会社に関連する M&Aの総額は昨年、101億ドル(約1兆600億円)。これは、2012年と 比較して4.4%減で、04年以来の低水準。

産金業界のM&Aは減少したものの、月間ベースのM&A総額は昨 年12月に2月以来の高水準となり、回復の兆しが示された。時価総額で 産金業界2位のカナダのゴールドコープと3位の米ニューモント・マイ ニングは9月に、低コストの事業を増やすためM&Aの可能性を検討し ていることを明らかにした。

原題:Gold Mine Deals Seen Rebounding on Fire-Sale Prices: Commodities(抜粋)

--取材協力:Doug Alexander、Katia Dmitrieva、David Stringer. Editors: Steven Frank, Simon Casey

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