米国株:4日ぶりに反発、病院や医療保険関連株が高い

7日の米国株は反発。4営業日ぶり に上昇した。病院や医療保険関連の株が買われた。今週は労働省が雇用 統計を発表するほか、企業の第4四半期決算発表シーズンが始まる。

ダウ工業株30種に採用されているユナイテッドヘルス・グループと ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)はいずれも上昇。両社の投 資判断が引き上げられたことが手がかり。オンラインのDVDレンタ ル・映像配信サービスを手掛けるネットフリックスは下落。モルガン・ スタンレーが厳しい競争環境を指摘したことが嫌気された。

S&P500種株価指数は前日比0.6%高の1837.88。ダウ工業株30種 平均は105.84ドル(0.6%)上げて16530.94ドル。

ウェルズ・ファーゴ・プライベート・バンクの地域担当の最高投資 責任者(CIO)、ジョン・リンチ氏は電話取材に対し、「誰もが8日 の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録と10日の雇用統計を待って いる。これが米国株への信頼感を一層強める材料となる可能性がある」 と述べた。

アルミ生産のアルコアは9日の引け後に四半期決算を発表し、第4 四半期の決算シーズンがスタートする。ブルームバーグがまとめたアナ リスト予想によると、S&P500種採用企業の今年の増益率は平均 で9.7%と、前年のほぼ2倍が見込まれている。売上高は3.8%増が予想 されている。

統計と議事録

給与明細書作成代行会社のADPリサーチ・インスティテュートは 給与名簿に基づく集計調査を8日に発表する。また米連邦準備制度理事 会(FRB)は同日、12月開催のFOMC議事録を公表する。労働省 は10日に先月の雇用統計を発表する。

米上院本会議は6日、次期連邦準備制度理事会(FRB)議長に指 名されたジャネット・イエレン副議長の15代議長就任をめぐり採決を行 い、賛成56、反対26で承認した。1月31日に任期切れを迎えるバーナン キ議長の後任となる。

昨年11月の米貿易赤字は市場予想以上に縮小した。原油の輸入が3 年ぶり低水準となった一方、全体の輸出額は過去最高を記録した。商務 省が発表した昨年11月の貿易収支統計によると、財とサービスを合わせ た貿易赤字(国際収支ベース、季節調整済み)は前月比12.9%縮小 し、343億ドルとなった。これは2009年10月以来の低水準となる。

シカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティ指数( VIX)はこの日4.7%低下して12.92だった。

9指数が上昇

S&P500種のセクター別(全10業種)は9指数が上昇。指数構 成500銘柄の騰落比率は4対1。

上場銘柄の中で米医療保険最大手のユナイテッドヘルスは3.1%上 昇。ドイツ銀行が同社の株式投資判断をホールドから買いに引き上げ た。J&Jは2.1%高。RBCキャピタル・マーケッツが投資判断をセ クターパフォームからアウトパフォームに引き上げた。

このほか医療施設運営のテネット・ヘルスケアは4.9%上昇、 HCAホールディングスは2.7%値上がりした。クレディ・スイスが両 社の株式投資判断をアウトパフォームとした。

一方、ネットフリックスは5.6%安。モルガン・スタンレーが投資 判断をイコールウエートから、売り指定に相当するアンダーウエートに 引き下げた。モルガン・スタンレーは米国でデジタル・ビデオ・ストリ ーミングの競争が激化していると指摘した。

原題:U.S. Stocks Snap Three-Day Decline as Hospitals, Insurers Gain(抜粋)

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