ユーロ圏:12月インフレ率は0.8%に低下-回復にもたつき

ユーロ圏では2013年12月のインフレ 率が前月から低下した。欧州中央銀行(ECB)の目安からさらに離 れ、域内経済が過去最長のリセッション(景気後退)から脱した後も回 復でもたついている兆候が示された。

欧州連合(EU)統計局(ユーロスタット)が7日発表した12月の ユーロ圏消費者物価指数(速報値)は前年同月比0.8%上昇。11月のイ ンフレ率は0.9%だった。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノ ミスト31人の予想中央値は0.8%。インフレ率はECBが目安とする 2%弱の水準を11カ月連続で下回っている。10月には4年ぶり低水準 の0.7%となった。

ECBは先月12日公表の月報で「経済の幅広い弱さと資金ダイナミ クスが抑えられている状況を考慮すると、低インフレ見通しは中期的に 続く」との見解を示した。別のエコノミスト調査によれば、ECBは9 日の定例政策委員会で政策金利を据え置く見込み。昨年11月には同金利 を0.25%に引き下げている。

ABNアムロ銀行(アムステルダム)のマクロ経済調査部門責任 者、ニック・コーニス氏は6日、「ユーロ圏のインフレ率が目安を大き く下回っていることから、2014年はデフレの方がインフレよりも大きい リスクに実際みえる」と述べた上で、「今年は景気が幅広く回復するた め、痛みを伴うデフレ」が生じる公算は小さいと付け加えた。

ユーロスタットによると、12月のコアインフレ率は0.7%と、11月 の0.9%から低下した。エコノミスト予想は0.8%だった。12月のインフ レ率改定値は16日に公表される。

原題:Euro-Area Inflation Slows to 0.8% as Economy Strains to Grow (1)(抜粋)

--取材協力:Kristian Siedenburg. Editors: Patrick Henry, Jones Hayden

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