三菱自:公募増資で最大2416億円調達-優先株処理し復配にめど

三菱自動車は公募増資により、手取 り概算で最大2416億円を調達すると発表した。国内と海外市場で募集す る。優先株の取得などに充当する予定で、懸案だった復配を目指す。

発表資料によると、払い込み金額は1月22-24日のいずれかに決定 する。調達資金については、3月末までに最大2100億円をめどに優先株 を取得する資金に充当し、残額が生じた場合は2016年3月末までの設備 投資資金の一部とする。

三菱自では経営悪化の際に優先株を発行しており、普通株に優先し て配当するため、その処理が復配に向けた課題だった。昨年11月には新 中期経営計画や資本再構築プランを発表、昨年末の臨時株主総会では新 株発行のための授権枠拡大や、優先株の全量処理に向けた諸手続きなど の議案を可決した。

97年度の中間配当を最後に無配を続けている三菱自は、今年3月末 までの中期経営計画の期間中に復配を目指してきた。今回の発表では、 具体的な配当水準について、優先株の処理状況、今年度業績動向や投資 計画などを考慮し、今後決定していくとした。

経営が悪化したのはリコール問題などを受けたもの。03年度からは 3年連続の大幅赤字となり、04-06年に総額6000億円規模の各種優先株 を発行、グループ企業が中心に引き受けた。その優先株は3800億円程度 が残っており、三菱重工業や三菱商事、三菱東京UFJ銀行などが保有 している。

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