ブラジル、成長鈍化に伴う債務拡大がリスク要因-ムーディーズ

米ムーディーズ・インベスターズ・ サービスはブラジルの信用格付けについて、経済成長が鈍化する中での 債務拡大が最大の障害となっているとの見方を示した。

ムーディーズはリポートで、2014年のブラジルの経済成長率は2% 程度にとどまり、政府債務は対国内総生産(GDP)比で62%に膨らむ 可能性があると指摘した。同社は昨年10月、債務拡大を理由にブラジル の「Baa2」格付けのアウトルック(見通し)を「ポジティブ(強含 み)」から「ステーブル(安定的)」に引き下げた。ブラジル債務の現 在の対GDP比率は約60%と、同等格付けの国の中央値(45%)を上回 っている。

ムーディーズのアナリスト、マウロ・レオス氏は6日の電話インタ ビューで、「同等格付けの国と比べて既に高水準にある債務の対GDP 比率が高まる傾向が確認されれば、ブラジルの格付けを損なう恐れがあ る」と指摘。「景気シナリオがわれわれの予想よりはるかに弱い場合 や、景気と財政収支の方向転換に向けた調整ができないと政府が示唆し た場合も、アウトルックの修正につながり得る」と述べた。

レオス氏は昨年10月3日のインタビューで、ブラジルのアウトルッ クが再び「ポジティブ」となるためには3%を上回る経済成長が必要と の見方を示していた。今回のインタビューでは、成長率が2%を「大き く」下回ればアウトルックの引き下げにつながる可能性を指摘した。

原題:Brazil Spending Drags on Outlook Amid Slowdown, Moody’s Says (1)(抜粋)

--取材協力:Gabrielle Coppola. Editors: Brendan Walsh, Dennis Fitzgerald

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