サムスン電子10-12月:9四半期ぶり減益-高級スマホで苦戦

韓国サムスン電子の昨年10-12月 (第4四半期)は9四半期ぶりの営業減益となった。高価格帯スマート フォン市場で米アップルの新型「iPhone(アイフォーン)」が売 り上げを伸ばしたことや、低価格スマホのメーカーとの競争激化が響い た。

同社が7日発表した業績(暫定集計)によれば、営業利益は8 兆3000億ウォン(約8100億円)。ブルームバーグ集計データによれば前 年同期は9兆ウォンだった。

アイフォーン「5s」「5c」の発売や、100ドル(約1万500円) 前後の低価格スマホを販売する中国メーカーとの競争が影響し、サムス ンの主力モデル「ギャラクシーS4」などの販売の伸びは鈍化。さらに こうした値下がり傾向が同社製パネルにも波及し、ただでさえ従業員へ の賞与支払いや歳末商戦の販売促進で出費がかさむ10-12月期に、ディ スプレー部門の業績を圧迫した。

大和証券グループのソウル在勤アナリスト、ジェイ・リー氏は「賞 与支払いなど一時費用が予想を上回った」と指摘。「1-3月期は堅調 な利益が見込める新製品が多くなく、しっかりしたけん引役が見当たら ない」と分析した。

モルガン・スタンレーのソウル在勤アナリスト、ショーン・キム氏 は6日のリポートで、サムスンが10-12月期に従業員に計7000億ウォン の特別賞与を支払ったと述べた。

ブルームバーグがまとめたアナリスト32人の10-12月営業利益の予 想平均は10兆ウォンだった。営業減益となったのは2011年7-9月(第 3四半期)以来。

株価

サムスンの株価はソウル時間午前9時58分(日本時間同じ)現 在、0.1%安の130万6000ウォン。昨年12月24日から今年1月3日の間に 同社株は9.6%下げていた。

この日の発表によると、10-12月期の売上高は約59兆ウォンと、ア ナリスト36人の予想平均(61兆5000億ウォン)を下回った。サムスンは この日の暫定業績では純利益と部門別利益を公表していない。月内に監 査済み決算を発表する。

原題:Samsung Posts First Profit Decline Since 2011 Amid Apple Battle(抜粋)

--取材協力:Aaron Clark. Editors: Robert Fenner, Michael Tighe

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