NY外為:ドルが5日ぶり反落-ISM非製造業指数に反応

ニューヨーク外国為替市場ではドル が5営業日ぶりに反落。12月の米供給管理協会(ISM)非製造業景況 指数が市場予想に反して低下したことに反応した。前週末までの4日続 伸は、過去2カ月で最長の連続上昇だった。

ユーロは対ドルで1カ月ぶり安値から上昇。ユーロ圏のサービス業 景気指数が5カ月連続で活動の拡大を示したことが背景にある。欧州中 央銀行(ECB)は9日に金融政策決定会合を開催する。韓国ウォンは 大きく下落。同国中銀が利下げを実施すると予想されている。南アフリ カ・ランドは上昇。格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービ スは同国の信用格付けについて、投資適格級を維持すると発表した。

ドイツ銀行のG10為替戦略グローバル責任者のアラン・ラスキン氏 はISM非製造業の指数を受けて、「ドルが若干軟調になった」とした 上で、米経済見通しが改善しており、「向こう1年間ではわれわれはド ルになお前向きだ」と続けた。

ニューヨーク時間午後5時現在、主要10通貨に対するドルの動きを 示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前週末比0.2%下げ て1023.87。2日には1029.67と、昨年9月9日以来の水準に上げてい た。前回の長期連続上昇は11月1日までの6日続伸。

ドルは対ユーロで0.3%安の1ユーロ=1.3629ドル。一時1.3572ド ルと、12月5日以来の高値に上昇した。対円では0.6%下落し1ドル =104円22銭。円は対ユーロで0.3%高の1ユーロ=142円04銭。

韓国ウォンが下落

ウォンはドルに対し半年で最大の下げ。1%安の1ドル=1065.42 ウォンとなった。過去半年では7.2%上昇した。

ゴールドマン・サックス・グループは電子メールのリポートで、ウ ォン高が金融環境の引き締まりの一因となりつつあるとし、景気回復に 悪影響を及ぼす恐れがあるほか、韓国中銀は今週の金融政策決定会合で 利下げに動く可能性があると指摘した。

ウエストパック銀行の為替ストラテジスト、ジョナサン・キャベナ ー氏(シンガポール在勤)は「年初の相場のトレンドは、2013年下期に 非常に好調だった取引の清算もしくは利益確定売りとなっているよう だ」と指摘。ウォンは現在の水準でもなお「高い」ようだと述べた。

ムーディーズは電子メールのリポートで、南アフリカの債務は「管 理可能」な水準だとしたほか、欧州と米国での需要の上向きは2014年の 成長を見通す上で「明るい」状況だと説明した。

ランドは対ドルで1%高の1ドル=10.6496ランド。13年は年間 で19%下げた。

円の動き

先進10カ国の通貨で構成されるブルームバーグ相関加重指数によれ ば、円は過去1年間に14%下落と、値下がり率トップとなっている。ド ルは3.8%高、ユーロは8.4%上昇している。

商品先物取引委員会(CFTC)のデータによると、ヘッジファン ドなど大口投機筋の対ドルでの円先物の売越幅は7年ぶり高水準付近か ら縮小した。円のネットショートは12月31日時点で13万5228枚。前週 は14万3822枚と、07年7月以来の高水準だった。

ドルは主要通貨の大半に対して値下がり。ISMが発表した12月の 非製造業総合景況指数は53.0と、前月の53.9から低下した。ブルームバ ーグがまとめたエコノミストの予想中央値は54.7だった。同指数で50は 活動の拡大と縮小の境目を示す。

原題:Dollar Snaps Four-Day Advance on Services Report; Won Tumbles(抜粋)

--取材協力:小宮弘子、Ven Ram、Masaki Kondo、Kristine Aquino、David Goodman、Robert Brand、Yewon Kang、John Detrixhe. Editors: Kenneth Pringle, Paul Cox

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