中国の労働者、今年は10%以上の賃上げへ-BOAなどが予想

中国の労働者の賃金は2014年に10% 以上増加し、低コストを志向するメーカーの国外流出を加速させる一方 で消費を押し上げる。バンク・オブ・アメリカ(BOA)など複数の金 融機関がこうした見方を示している。

BOAのエコノミスト陸挺氏(香港在勤)は電子メールで、今年の 賃上げ率を11%と予想していることを明らかにした。同氏は13年につい ては10.7%だったとみている。JPモルガン・チェースとみずほセキュ リティーズアジアはそれぞれインタビューで10-15%増との見通しを示 した。

中国共産党は環境を汚染する資本集約型の製造業からサービス業主 導の経済への移行を加速し、国民の支持を確保するため、賃上げを推進 している。これまでに広東省の深圳市が13%、江蘇省の揚州市が15.6% それぞれ今年の最低賃金を引き上げると発表した。

みずほのアジア担当チーフエコノミスト沈建光氏(香港在勤)は 「ローエンドの製造業拠点が東南アジア諸国に移る傾向が加速するだけ だ」と指摘。通貨高と環境汚染に対する規制強化も、メーカーがバング ラデシュやベトナム、カンボジアなどへ工場を移す動きにつながるとの 見方を示した。

原題:China Wages Seen Jumping in 2014 Amid Shift to Services: Economy(抜粋)

--Xiaoqing Pi, 取材協力:Nerys Avery. Editors: Paul Panckhurst, Scott Lanman

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